テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
mtor
li × lp
6日目
―――
lp 視点
左から視線を感じる。気になって仕方がない。
「 …なに? 」
「 見とるだけ 」
いや、そんなに見つめんでもいいやろ……と心の中でツッコむ。
スマホをつついてると 、 らいとの顔面が入り込んでくる。
「 うわっ、びっくりしたっ! 」
── こいつ、 よく見たら顔いいな。
俺より小さいくせに。
「 何しよん? 」
「 いや、 ふつうに…スマホ見て…… 」
無意識にドキドキしてしまう。
黄色いメッシュ 、 綺麗な目。 可愛い笑顔。
心臓が爆発しそうだ。
「 …… 」
らいとに真っ赤な顔を見られたくなくて、 顔を逸らす。
心臓が痛いほど跳ねる。 この音、聞かれてないかな。
「 … おい、 」
少し沈黙が続いたあと、らいとは俺の顎を掴む。
「……っ!?は……」
「 顔、逸らすな。 」
いつもより、 男らしい目。
── なんなんだよコイツ、!!
無理、ほんま無理。俺今、どんな顔してるん?
「 っ、…… 」
らいとの顔がどんどん近づく。
唇が触れてしまいそうな距離だ。
「 ら、いと…… 」
近づくにつれて、らいとの顔も赤くなるのがわかる。
いつも一定の呼吸が、少しだけ乱れていた。
やばい。という言葉が頭の中でぐるぐる回る。
「 らぴす。 」
真っ赤な顔でそんなこと言われたら、心臓もたんやろ。
体が熱い。熱すぎる。
その時 ──
俺とらいとの唇が 一瞬触れた。
「 ん、?! 」
「 ふ、 」
「 おま、! 何ニヤニヤしてんだよ! 」
いい顔見れた〜と笑いながら家を走り回るらいと。
追いかけると、俺の速さに追いつけないと思ったのか、その場で止まる。
「 ちょ、らいとぉっ!?! 」
らいとにぶつかって、前に倒れる。
あ、やばいこれ。
「 らぴす、……!? 」
らいとは俺を受け止める。
壁ドンのような形になっていた。
そして。また俺の唇はらいとの唇に触れていた。
「 !?もう、最悪っ! 」
「 いやいや、 俺のおかげで助かったんやけんありがとう言えよ! 」
「 っ……!! 」
「 な〜 はやく 〜〜〜! 」
「 助けてくれてありがとう!はい!!これでいいな!? 」
俺が照れながらそういうと、らいとは嬉しそうな顔をしてどういたしましてと言った。
ほんまに、笑顔かわいいな。こいつ。
ああ、もうこの沼からは抜け出せないのか。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!