詐欺師と刑事

笛木と和田が入口で会話し。

お休みなさい！…

恵美…

あの人…和田司が笑ってた…可笑しい…

私達は自宅に戻るか…

帰り道、

和田司が

携帯電話を持ち、誰かに電話してた。

待ってて。今帰る…

まってていまかえる。

恵美？…

和田の口元を読みとった読唇術出来るのか？

はい聴覚と読唇術が出来ます。櫂さんは聴覚と臭覚、眼が良いから…

助かるよ笑っ恵美…

Uターンした私達。

和田司を尾行した。

遠目で和田が入ったマンション、

照明がついた。

女性の影が見えた…

恵美…

私が行動をおこした。

身軽な私は

二件隣から出てきた。

こんばんわ笑っ

どうも…

三咲入りな…

カチッ！…

女性の顔を見た私眼鏡の凸レンズに撮された。

あなた～！

どんな女か分かったのか。

眼鏡に撮されたよ笑っ

櫂さんに触った。

帰ったらだろ…

笑っ

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映写機に撮された女性、

どこかで見た事あるな…

ねぇ？歳上の女性よね？…

うん…

お風呂の用意してある。

やだ…櫂さん…ねぇ…

耳感じ…る

ﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

はい？…

優木警部ですか？…

どうした？…

笛木穣二が殺されました。

…志摩会長のマンションに来てもらえます。

分かった。

小室刑事からだった。

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志摩会長のマンションに出向いた。

はい。会長～！優木警部が見えたわよ。

通しな。

おはようございます…突然朝からすみません。

和田？…

笛木のマンションじゃなくて。私の地下の駐車場のワゴン車の中です…

地下の駐車場に降りた。

家族に声かけた？…

まだです…奥さま居ますよね。

観たことないって言われた。

携帯電話を回収した。

手袋をはいて。

ポケットに手を容れた。

財布があるが札束があり。

こんなに持ち歩くか？…

小室刑事と私は笛木穣二のマンションに向かった。

郵便受けに。手を容れた。

封書、銀行の案内書、

持ち、五階に上がった。

笛木穣二を探しながら

佐藤雄二。503号

倉本純一505号

………

見えん。506号

笛木穣二。507号。

横に小夜子。

ピンポン、

はーい。どちら様ですか？…

声が聞こえた。

笛木さんの奥さんですか？…

…

ンギャ…

子供の声が聞こえた。

万梨子と言います。穣二さんは？何かしました？…

知らないのですか？…

内縁の妻か？…