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『情報収集部門で…』
レイア「へぇ〜、大きな画面。」・
壁側の画面を見て言った
クロム「ここは、情報を集める部門でね
。海賊の動向も監視しているんだ。」・
頭に、ぷー太郎を乗せたまま説明した
バイス「・・・・・。」・ぷー吉の
クチから、右うしろ足だけを出している
語り手「バイスは、ぷー吉に拘束されて
いるのだ。」
クロム「映像を出せるかな。」・
パソコンに向かう、女性の研究員Bを
見た
女性の研究員B「はい。」・パソコンを
操作し始めた
「パッ。」・大画面に地図が表示され、
三日月諸島(上から、グルとう、
エルとう、スルとう、ウルとう)に
焦点が合う
「ピコン。」・4つに分かれた島の内、
一番上の島(グル島)に赤い印が現れた
「ザザ…、ザー…ザザ…。」・
荒々しい画像の奥に、大気の揺らぎの
ようなものが見える
レイア「うーん。遠くて、
よく見えないな…。もう少し、
近づけないんですか?」・クロムに
訊いた
クロム「エネルギーが強すぎて、隣の
島からの撮影が、やっとだったんだ。
それに、この研究所は稼動したばかり
だったから、設備が整ってなくて…。
」・レイアを見ながら、照れるような
仕草をした
ぷー太郎「ちょっといい?」・クロムの
頭から降りて、女性の研究員Bの
パソコンの前に来た
「カタカタ…。」ぷー太郎は、
パソコンを操作し始めた
ぷー太郎「ぼくの人工衛星なら
見られるかもしれない。」・画面を
操作しながら言った
クロム「自作したんですか?」・少し、
おどろいた
ぷー太郎「うん。小型で機動力が
あるんだ。えーと、この距離なら
イケるか。えい!」・パソコンの
エンターキーを押した
「ゴ〜〜…!」・大気が球体のように
揺らぎ、その中では、何かが、
うごめいている
クロム「これ…、は?」・大画面を
見ながら、おどろいた
ぷー太郎「・・・・・。」・大画面を
見ている
「ググ…。」・人工衛星が落下を始めた
レイア「あれ?近づいてる?」
ぷー太郎「早いな。もう少し
耐えられるかと思ったんだけど…。」
「プツン。」・映像は途切れた
レイア「終わっちゃった。」・
残念そうな顔をした
クロム「ふむ…(考)。」
ぷー太郎「よっ。」・机から飛びおりた
「トコトコ…。」・ぷー太郎は、
おすわりしている、ぷー吉の前に来た
バイス「もがもが…。」・ぷー吉の
クチの中で、もがいている
「ぽん。」・ぷー太郎は、バイスの
右うしろ足を引っ張って、ぷー吉の
クチから出した
「ブルブル…!」・バイスは、
起き上がって頭を振った
ぷー太郎「・・・・・。」・ぷー吉を
見ながら、前足を組んだ
ぷー吉「直接いくのは危険。まずは、
エル島へ向かう。」・ぷー太郎に答えた
ぷー太郎「レイアさん。ちょっと
出かけてくるから、ここで待ってて。
」・通路へ向かって歩き出した
レイア「あたしも行く。」・ぷー太郎に
言った
ぷー太郎「いいの?危険かも
しれないけど…。」・レイアを見た
レイア「うん。所長さんと居るよりは
マシだと思う。」・ぷー太郎に答えた
女性の研究員B「言われてますよ。」・
パソコンを操作しながら、クロムに
言った
クロム「・・・・・。」・落ち込んでる
バイス「なぁ、オレは?」・ぷー太郎に
訊いた
ぷー太郎「お前は来るな、と言っても、
ついて来るだろ。」・バイス見た
バイス「ん。」・うなずいた
『兵器開発部門で…』
ぷー太郎「さぁ、準備は、できた?
三日月諸島へ向かうよ。」・
ワープ装置の前で、振り向いた
レイア「はーい(笑顔)。」・水着姿で
返事をした
ぷー太郎「って、レイアさん。何その
かっこう(驚)!?」・レイアの姿を
見て言った
レイア「游ぐためだけど?」・首を
かしげた
ぷー太郎「危険かもしれないって
さっき言ったばかりじゃ…(困)。」
ぷー吉「ふあ。これで、よし。」・
自身の眼の高さに両前足を伸ばしている
ぷー太郎「お前も、やめろ(怒)。」・
隣で作業する、ぷー吉を見ながら、
はたく仕草をした
ぷー吉「ふえ?」・ぷー太郎を見た
バイス「フゴー、フゴー…。」・
ゴーグル、シュノーケル、浮輪、
水かきをつけて、たたずんでいる
語り手「ぷー吉は、バイスを
万全にした。」
『いっぽう、クロム所長は…』
クロム「・・・・・。」・自室で、
パソコン画面を見ている
画面の内容「旅人のレイア。21歳。
身長172センチメートル。A型…。」
「カチカチ…。」クロムは、マウスを
操作して、『よっぱらい』の文字を
拡大した
ツバメの獣人「所長。ひとつ、
言い忘れていたのですが…。」・扉を
開けた
クロム「ん?」・ツバメの獣人を見た
ツバメの獣人「研究所の上(一軒屋)が
マリモで、いっぱいです。」・照れた
クロム「えっ!?」・キツネに
つままれるような顔をした
『三日月諸島のウル島で…』
バイス「バクバク。」・押し寄せる波を
くわえようとしている(波パク)
語り手「バイスは、身に
付けていた浮輪などをすべて外した。」
ぷー太郎「目的地から少しズレてる…。
エネルギーの揺らぎのせいかな?」・
端末を見ながら、首をかしげた
語り手「ぷー太郎たちは、
エル島ではなく、海面から砂が、
ちょこっと出た島。ウル島に居る。」
ぷー太郎「まぁ、いいや。ぷー吉で
移動すれば問題ないし。」・端末を
ポーチに、しまった
ぷー吉「ほあ、カニ。」・ぷー太郎の、
うしろに居るカニを見た
「ガチン!」
ぷー太郎「ぐっ!?」・カニに、
しっぽをはさまれ、後転宙返りした
「ズダダダダ!!」
バイス「ひゃっほう(楽)!!」・海の
上を走り回っている
レイア「あ〜あ。あたしも、海に
入りたかったな。」・←普段着に戻った
語り手「レイアは、バイスのリードを
持って、座り込んでいる。」
「ズダダダダ!!」
語り手「右往左往する、バイス。」
レイア「・・・・・。」
ぷー太郎「くそ…。油断した。」・
しっぽをさすりながら言った
レイアの声「ぷー太郎くん(楽)!」
ぷー太郎「ん?」・声のする方を見た
「ズダダダダ!!」
語り手「レイアは、バイスをボートの
代わりにして、水上スキーを
楽しんでる。しかも、裸足で(笑)。」
ぷー太郎「・・・・・。」・愕然とした
レイア「きゃっ!?」・何かの拍子に
バランスを崩した
「パシャン!」
『その後…』
レイア「ふう。」・髪を拭きながら、
簡易シャワー室から出てきた
語り手「レイアは、予備の服に
着替えた。」
ぷー太郎「まったく、
言わんこっちゃない(怒)。」・
簡易シャワー室をたたみながら言った
レイア「はは…。ごめんなさい。」・
照れるような仕草で、ぷー太郎に謝った
「バサッ、バサ…。」
レイア「ところで、ぷーちゃんは?」・
辺りを見ながら言った
ぷー太郎「え?さっきまで、そこに…。
」・うしろを向いた
バイス「ぷー吉なら、でかいトリに、
もってかれたぞ。」・ぷー太郎の隣で、
スル島の方を指した
ぷー太郎「!?」・バイスを見た
「バサッ、バサ…。」
語り手「大きなトリは、ぷー吉を
ワシづかみにして遠ざかっている。」
ぷー太郎「それを早く言え(怒)!」・
慌てて前足をポーチに突っ込んだ
レイア「もう少し大きければ、
あたしでも乗れそう。」・大きなトリを
見て言った
ぷー太郎「バイス!これをあのトリに
投げろ!」・発信器をバイスに渡した
バイス「ほい。」・発信器を投げた
ぷー太郎「よし!あとは端末を使って…
。」・自身の端末を取り出した
バイス「いま、思ったけど、
投げない方が良かったんじゃね?」・
端末を見ている、ぷー太郎に言った
ぷー太郎「えっ?」・バイスを見た
バイス「(発信器を)もってれば、
こっちに、ぷー吉が戻ってこれたぞ。」
ぷー太郎「あっ!?」
バイス「おめぇの端末に飛ぶ機能は
ねぇし、オレのは、研究所だろ。
どうやって追うんだ?」・ぷー太郎に
訊いた
ぷー太郎「しまった…。」・頭を
かかえた
レイア「ぷー太郎くん。こんなモノが
落ちてたんだけど…。」・ぷー太郎に
パラシュートを見せた
ぷー太郎「・・・・・。」・レイアの
方を向いた
バイス「なぁ(怒)!?」