テラーノベル
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それぞれの日常、続く声
魔王が倒れ、世界に平和が戻ってから――
時間は、ゆっくりと流れ始めた。
■ レオニの4人
**Leo/need**の4人は、旅を続けていた。
街から街へ。
必要とされる場所へ。
ギルドでは依頼の整理を手伝い、
人手が足りない日は屋台に立つ。
「いらっしゃいませー!」
「困りごと、ありませんか?」
戦いの最前線にいた彼女たちは、
今は“日常を支える側”として声を使っていた。
同時に、
**25時、ナイトコードで。**の声優たち――
楠木ともりたちの仕事探しも、さりげなく手伝っている。
「無理しなくていいよ」
「やりたいこと、少しずつで」
闇から戻った彼女たちに、
“居場所がある”と伝えるために。
⸻
■ 秋奈の牧場
街外れの牧場では、今日も穏やかな時間が流れていた。
秋奈のもとで、
牛や馬の世話を手伝うレオニとニーゴ。
干し草を運び、
柵を直し、
動物の声に耳を傾ける。
「……この子、今日は元気だね」
「うん。声で分かる」
戦いで鍛えた“感覚”は、
こんな場所でも、ちゃんと役に立っていた。
⸻
■ 移動式カフェ《weekend Garage》
街の広場には、
今日もワゴンが止まっている。
看板には――
《weekend Garage》
中心にいるのは、
鷲見友美ジェナ。
「コーヒー、いかがですか?」
「今日は甘い焼き菓子もありますよ」
その周りで、
**MORE MORE JUMP!**の4人が、
明るく声をかける。
「一休みしていきませんか?」
「疲れた声、癒しますよー!」
お客さんは自然と足を止め、
笑顔になる。
ここはもう、
ただのカフェじゃない。
声が集まる場所だった。
⸻
夕暮れ。
それぞれの場所で、
それぞれの声が響いている。
世界を救うような大きな声じゃなくていい。
誰かを安心させる、
誰かを笑わせる、
そんな声でいい。
遠く離れていても、
彼女たちは分かっていた。
――この世界は、もう大丈夫。
そしてもし、
また声が奪われそうになる日が来たら。
そのときは、きっと。
また声を重ねて、歩き出す。
物語は終わった。
でも――
日常は、これからも続いていく。
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