コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
『一章 キボウの学級裁判』
【厨房】
俺は料理に関わった3人に事情聴取をしに行った、ところがそこで見たのは衝撃的な光景だった
秘「瑞稀!?」
荒「お!ハナビ!意外と早かったな!」
東「ハナビさん…」
瑞稀は大きな鍋に入ったスープをお玉ですくい上げて飲んでいた
愛「頭おかしいんじゃないの?毒が入ってるかもなのに」
猫「しょうがない、人が死んで混乱してるのだ…ところで拙者にも一口くれないか?」
羽「貰っちゃダメに決まってるでしょ!」
秘「なぁ…本当に大丈夫か?流石に…」
荒「大丈夫大丈夫、こんなに食っても毒の効果ないし!」
東「確か今回使われたのは遅効性の毒ではないでしたっけ?」
秘「そうだな」
荒「…」
羽「…えっと、短い間だったけどありがとう」
愛「毒入りのスープをお玉で飲んで死亡とかダサすぎでしょ」
猫「墓ぐらいは建ててやるからな!安心しろ!」
荒「まだ毒入りなんて決まってないだろ!」
コトダマ→瑞稀が大量に飲んだスープ
秘「そうだ、俺は3人に事情聴取しに来たんだ」
東「あ、それはもうしましたよ」
秘「そうなのか?」
東「はい、羽衣さんと猫又さんはパーティホールでずっと配膳をしてて、愛沢さんは厨房にいたそうです」
秘「厨房で何してたんだ?」
東「アグネスさんから依頼されたカルフォルニアロールを作ってたようです」
寿司って言ってただろ…アグネスは
秘「そうか、ありがとう。」
秘「…そういえば、俺が厨房に料理を作りに来た時に紅茶なんてなかったよな?」
羽「あぁ、それについてはなんだけど」
羽「アグネスちゃんが紅茶を飲みたいって言い出してさ、急遽決まったの」
秘「そうだったのか」
羽「早めに来てくれた光ちゃんが砂糖を用意してくれて、茶葉は私たちが用意したんだよ」
東「編み物をしてて行けなかったので、少しでも役に立てればと思って」
なんか光らしいな
コトダマ→紅茶について、パーティ中の3人
その時だった
モノクマ『お待ちかねの学級裁判のお時間です!中央の噴水前にお集まりください!』
東「…もう学級裁判なんですね」
猫「早く行かねば!拙者は先に行くでござる!」
忍は忍者のように素早く走り去っていった
愛「私も行くから」
羽「あ、私は千代ちゃん迎えに行ってくるから!先行ってて!」
3人は急いで出て行き、厨房には俺たち3人だけが残った
秘「瑞稀、そろそろ行くぞ」
荒「…裁判場って食べ物持ち込んでいいのか?」
東「まだ食べるんですか?」
荒「ダイエットの反動で…」
もう鍋は底が見えそうなほどにスープが減っている
秘「ほら、つべこべ言わないで」
荒「あぁ…」
俺はまだスープを飲みたがる瑞稀を引き摺りながら噴水前に向かった
【噴水前】
すでに噴水前には人が集まっていた
兎「ここに集まれって言ってましたけど…何もありませんね」
天「どうせあれだろ、また穴が空いて出てくるとか」
蛇「モノクマは穴から出てくるのがお好きなようですね。」
その時だった
大きな音がして噴水が消え、エレベーターが出てきた
羽「うおっ!すっご〜!」
紅「嫌ですわ。埃が私の服に付きましたわ」
音「俺1番乗り〜」
そう言うと音成はエレベーターに乗り込んだ
それに続き、続々人が入っていく
猪「…瑞稀、光、ハナビ」
秘「勝吾!?大丈夫か?」
東「もう動けるんですか?」
荒「よかった!生きてたのか!」
秘「瑞稀!」
荒「はい!」
猪「…俺は大丈夫だ。…絶対、アグネスを殺したクロを見つけて、仇を討とう」
秘「…だな、アグネスのために」
荒「そうだな!」
東「私も頑張ります!」
俺たちは手を重ねて、アグネスの仇を討つという強い志を持ってエレベーターに乗り込んだ