テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
食堂で手を繋いで歩くシーン、すごく自然で可愛かったです。「今日まではな!」っていう康二くんの言葉に、ずっと一人で寂しかったんだなって伝わってきて胸がじんわりしました。翔太くんの「もう、一人じゃないんだ」っていう気づき、すごく温かいです。ふかふか椅子や肉汁溢れるハンバーグの描写も美味しそうで、距離が縮まっていく感じが本当にほっこりしました!
「翔太くん、食堂いこう!」
「うん、」
食堂ってやっぱすげーな向井城
「ほら、」
そう言い左手を差し出してきた
「ん?どうしたんですか?」
「はよ手繋いで!食堂まで手繋いでいこ」
「えぇっ!なんでですか!?」
「はやく仲良くなって信頼関係を築くためやで!」
距離の詰め方はよくわからないけれど、
人懐っこい性格なのだとよくわかった
俺は大人しく康二くんの左手を握った
「しょうがないですね、行きましょ」
「手繋いでくれてありがとな!ほないこか」
俺たちは手を繋いで長い廊下を歩いた
たまに召使いさんなどが二度見してきたがあまり気にならなかった
「食堂ついたで、食べたいのシェフに言ってな」
「ここはホテルの食事会場かな?」
向井城は俺に驚きを与えてくれる
まさかここまでとは思ってなかったが
「今日は何にしようかな〜♪」
「じゃあ俺はハンバーグがいいです」
「ハンバーグにするん!じゃあ俺も!」
2人ともハンバーグを注文し、席に座る
「うわ、椅子ふかふか」
「せやろー!俺のお気に入りやねん」
そういえば
「康二様はいつも1人でご飯食べてるんですか?」
「そうやで!」
こんなに広いのに
「こんなに広いのに1人で食べてるんやで!寂しいやろ!」
「ずっと1人?」
「そうやで!今日まではな!」
「えっ」
「翔太くんがいるからもう1人やないで!」
もう、1人じゃないんだ
康二くんの心の穴を塞げたような気がした
「嬉しい?」
「当たり前や!応募してくれてありがとな!」
「こちらこそ、採用してくれてありがとう」
「あ、ハンバーグ運ばれてたで」
目の前に運ばれたハンバーグはいつもよりとても輝いて見えた
「おぉ!」
「いただきます」
「いただきます、」
切ったら溢れてくる肉汁に目が輝いた
一口サイズに切り、食べてみる
「うわっ!」
「どしたん?笑、美味しいか?」
「めっちゃ美味しい!」
「それは良かった」
毎日こんなに美味しい料理が食べれると思うとよだれが止まらない
「めっちゃうまかった!ご馳走様でした」
「ご馳走様」
「この食器はどこに持って行けばいいんですか?」
「そんなことせんでええんよ、置いとき」
「わ、わかりました」
「さ、部屋に戻ろか」
「はい」
俺は行き同様手を繋いで部屋に戻った