可不「こんな想い…?」
一歌「…だって!だっ、て…」
ミク「落ち着いて。今、言い争っても一歌の想いは変わらない」
私の想い…ね。あるのかな。
一歌「…一回戻るね」
可不「うん」
.☆.。.:*・゚
戻ってくると家の目の前だった。
一歌「はぁ…」
ミク〘大丈夫だよ。何かあったらこっちにおいで〙
ミクが現れて、気付いた。私にも味方がいる、と。
一歌「…うん」
そして、ガチャと扉を開ける。
一歌「た…ただいま…!」
父「一歌!」
居たのがお父さんで良かった。お父さんは、2人きりのときは優しい。けど、暴力をしてきたのは事実。
一歌「お母さん…は?」
父「友達のところに泊まってくるらしい。1ヶ月くらい泊まってくるから大丈夫だ」
っていうことは…痛くない?良かった…。
一歌「…じゃあ、部屋にいるね」
父「ああ。…一歌」
部屋に戻ろうとしたら、お父さんに呼び止められた。
父「天馬さん達は笑顔か?」
一歌「ッ…笑顔、だよッ!」
無理やり笑顔を作った。誤魔化すために。
父「…そうか!よかった」
そして、部屋に戻ると、胸が冷たくなった。本当に、優しいのか。
ミク〘一歌ッ!〙
一歌「ミク…助けて…もう、嫌だ…こんな想い…したくないよ…!」
顔を手で隠し、ミクに訴えかける。
ミク〘…大丈夫。大丈夫だよ。きっと…〙
一歌「きっとなんて言わないで!!“きっと”なんか…いつまでも来ない!!ミクには…ミクには分からないでしょ⁉」
私は声を荒げて叫ぶ。ミクは触れない私の手を掴もうとした。
ミク〘ボソッ)…分からないから、寄り添わなきゃ駄目なんだよ。一歌〙
一歌「…え?ポロポロ」
気付いた時には涙を流していた。
ミク〘セカイにおいで。セカイの何処かに…あるよ。一歌の…秘めた大事な想いが〙
そんなの無くても良い。いらない。そう思っていた私は、なぜかセカイへ行くためにプレイリストを開いた。
一歌(咲希、穂波、志歩。ありがとう。そして…さようなら)
コメント
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もう前から気になってたんですが、忙しくて見れなくて💦そしたら風邪引いたので時間たっぷりある時にこの作品見ることにしたんですけど……もう神作すぎてやばいです!!これほんと好きです(´;ω;`)