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るなside
あれ?ここどこ?
真っ黒い部屋……
って……るな椅子に縛られてる?!
と、とりあえず、ここがどこか考えよう
前はガラスで仕切られていて、あとはテレビもある
それ以外は何もない寂しい部屋……
全然見覚えがない…
確かのあさんとえとさんとカフェにいたはずなのに
連れて来られたときの記憶を思いだそうとすると頭が痛い
「あ、起きた?」
前には……誰だろう?
すごくかわいい子がいた
「……誰ですか?」
るなには分かる
この人は危ない人だって…
「もう、そんなに警戒しなくていいんだよ?
私はアリス、あなたの事は知ってる」
「どうして、るなをここに連れて来たんですか?」
「本当に、なにも知らないんだね
あなた、いえ、あなた達は王様に選ばれたんだよ ゲームの参加者としてね」
「ゲームの……参加者?王様?
それにあなた達と言うことは他のみんなも……」
「そう、他のみんなもいるよ
ゲームは……あっ今から分かるよ」
その時見せた笑顔は、とても不気味だった
そしてアリスは今まで立っていた扉の前から、扉の真横に移動した
なにか、来るの?
足音が聞こえる
ガチャッ
扉の開く音がして、現れたのは__
「のあさん!?」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「あーあ、つまんない」
「仕方ない、これは勝負 勝つこともあれば負ける事もある」
「それで、ゲームに勝ったんです
ここから出られるのですか?」
「残念ながら出られない」
やっぱり、一筋縄ではいかないですよね
「君達には、この扉の向こうに行って、次のゲームをしてもらう」
私達の横には、いつのまにか表れたのか、鉄の扉があった
「まだ、ゲームは続けなければならないのか……」
「そうだよ」
「それに、僕達は君達を簡単に帰すわけにはいかない」
「行きたくないけど、
俺達にはこの道しか残ってない 次に進もう」
もふくん……そうだよね
無理に出ようとしたら確実に殺される
私達はいやでも進まなければならないんだ…
「フフ、バイバイ 久しぶりに楽しめた」
「扉の向こうには君達の求めているものがあるよ」
求めているもの……?
なんですか、それ?
聞こうと思って後ろを振り返ると、あの二人はいなかった
いない…?
一体どこに……
「のあさん!?」
その声にはっとした
目の前には、真っ黒な部屋に縛られている、るなさんがいたから
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「はい、失敗しました」
「申し訳ございません」
『いやいい、ただびっくりしたよ
君達に勝てる奴はなかなかいないのだがな』
「はい、それだからか油断しました」
『油断大敵、これからはその言葉を忘れるなよ』
「はい、ありがとうございます」
「「キング___」」