追いつかれたその時は。

※私や夫については、基本的に別のエピソードに分けて書いております。

はじめに、夫の当時の状況を少し説明しよう。

20代前半の頃、彼はセラピストをやっていた。当時は元カノと付き合っていて、彼は同棲していた元カノの家から車で30分くらいの職場に通勤していたという。

元カノが住んでいた地域は、地元でもかなり有名な心霊スポットが2件ある、曰くのある土地だった。

当時彼には守護として、有名な神社のお狐様だけが3体憑いていた。

この話は、元々強いお狐様達が戦うことを避け、「近寄って来たらすぐに逃げろ、捕まったら即死するから絶対に逃げ切るように」と言ったほど、強い霊に遭遇した実話である。