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元稀side
あれから智は腰の痛みがなくなるとまた
日本代表の練習へ戻った。
「藍~対人今日、一緒にやろ?」
「はい!ええですよ?」
でもその代わり智はまた藍と仲良しに戻った。
普通なら良かったね、で済む話だけど、
一度 あんな事をされた手前簡単には信用
出来なかった。また藍になびいたりしたら、
藍を抱いたりしたら、藍に気持ちが寄ったら
どうしよう、そう思うようになった。
そんなある日休憩しているとふと
祐希さんに 話しかけられる。
「ねぇ、元稀?」
「祐希さん?どうしました?」
「小川なんだけどさ、あまり藍に
近づけないでくれる?」
俺は思わず心の中でニヤけた。まさか
祐希さん が同じことを思っていたなんて。
「もちろん、近づけさせませんよ。
だって、 また祐希さんの大切な恋人
抱いたりしたら 困りますから。」
「そうだね、それに藍が怖がったり
しても嫌だからさ?」
「ふふ、はい、じゃあ祐希さんの方も
智に藍を近づけさせないでくださいね? 」
「もちろん。」
そして俺は祐希さんに耳元で囁くように言った
「それと、━━━も智には
近づけさせないでくださいね?」
「ん、分かった。」
「ふふ、それはこっちだってーーーに
近づけさせないでね?藍の事。」
「分かりました。」
俺はニヤっと笑い了承した。
「ふふ、これで俺たちだけを
好きでいてくれますかね?」
「多分ね?ふふ、 ちゃんと俺たちの
気持ちに気づいてもらわないとね。 」
「ですね。」
「じゃあお互い頑張りましょうね?」
「うん。お互い頑張ろうね。」
そんな会話をすると あっという間に
休憩が終わった。 そして俺と祐希さん
の 秘密の計画は始まった。
「智さん?俺と対人しません?」
智が智さんへ話しかけているのを
見かけるすると
「あ、智さん?ちょっと来てくれる?」
「ん?あ、うん!」
祐希さんが智さんを呼び智さんがいなくなる
「あ、智さん行っちゃった…」
そして智はまた対人の相手を探し始めた
「あ!藍!対人しよ?」
「小川さん!ええで…」
藍がええよと返事しようとしたすると
「藍~対人しない? 」
「あ!祐希さん!ええですよ!」
「ふふ、良かった、じゃああっちでやろ?」
「はい!」
そして祐希さんと藍がいなくなる。
「誰と対人しよ、智さんも藍もいないし。 」
そしてそう言う智に近づいた。
「智?対人しよ?」
「あ、元稀いいよ。」
そして対人を始めた。
それからこんな感じの出来事を
何度も繰り返した。