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雨の日に。

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雨の日に。

10 - お出かけ。

♥

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2024年02月26日

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「おはよ」



ガチャ、と部屋を開ける音、 いい匂いとともに目が覚めた。ベーコンと卵の焼ける匂い。あとは…



「ごめん、勝手に食パン焼いたけど食べる?」



香ばしいパンの匂いが鼻をくすぐる。すると、



ぐぅ~…



とお腹の音が鳴った。



「うわ…恥ずかしい… 」

「お腹すいたでしょ、もう11:00だよ」

「え!?もう!?」

「朝ご飯と言うには遅いけどね」



俺はベッドから降りて、ダイニングに向かった。テーブルにはちゃんとした朝ご飯が作られていた。人に作ってもらう朝ご飯なんて久しぶりだった。



「簡単なものしか作れなかったけど」

「いいよいいよ!美味しそう!」



キラキラと目を輝かせる俺を見て、キヨくんはクスクス笑っている。何がそんなにおかしいのかと言いたかったけれど、それよりも目の前の料理の香りが俺を誘う。

キヨくんと向い合せに座った俺は、早速作ってもらった料理に手を付ける。



「レトさんはさ、休日はずっと家にいるの?」

「んー、まぁほとんどね」

「今日俺と出かけねぇ?」



外を見るとすごく天気がいい。この前までの梅雨が嘘のように晴天だった。確かに、こんな天気がいい日に家にいるのなんてもったいないな。相変わらず気温は高そうだけど。



「いいよ、どこ行く?」

「俺調べてたんだけど、七夕イベントやってるみたいでさ 」

「どこで?」



スマホの画面を見せてくれる。電車での距離らしいが、夕方から神社でやるようなイベントのようだ。屋台もそれなりに出て、かなり盛り上がりそうな感じだ。



「ほらここ。天気もいいし、夕方からどうかなって」

「俺こういうの行ったことないから行ってみたい!」

「そっか」



嬉しい。シンプルにそう思った。友達と出かけることもあまりしてこなかった俺にとって、夏祭りなんて夢のまた夢だなって思っていたけれど、こうやって誘ってくれる人が近くにいてくれて…



「ありがと、キヨくん」

「ん?」

「こういうの、新鮮で嬉しい」



俺が笑った顔を見て、キヨくんも釣られて笑った。休みの日に出かける予定が入るなんて、今までの俺だったら考えられなかったな。







To Be Continued…

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