フォロワー様50人記念🙋♀️🙋🙋♂️🙋🏻♂️🙋🏻♀️
⚠死ネタあり
しろまち
????
× × ×
もう一度君に会いたくて
愛してる
君の存在全てがなくなっても
ずっと…
🤍side
まちこ、俺の大好きな人
心から愛してた人
そんな彼女は不慮の事故で一瞬にして
“死んだ”
俺と彼女は付き合っていた
2人で出かけることになって
💚「ほら!早くいこ!」
と急かされながらも
🤍「はいはいw」
とのんびり歩いていた
彼女は楽しくてならない様子でスキップを刻みながら横断歩道を渡りかけた
その瞬間
横から猛スピードで突っ込んでくるトラックが見えた
あぶな、
と声が届く前に
トラックは、
まちこを跳ね飛ばした
ぁ、あ゙ぁあ゙ぁ、
声にならない声
目の前には悲惨な姿になった彼女
救急車で運ばれたが
即死
だった
おなけんのみんなも駆けつけてくれたが
見るに堪えない悲惨な姿だったので見せたくはなかったが
皆は慰安室に入ると
息を飲んだ
まちこの面影なんかどこにもない
いくら探したって、
あの笑顔は見れない
喋れナイ
サワレナイ
彼女の“存在の全て”は一夜にして消え去った
みんな膝から崩れ落ちて泣き、喚き
彼女を返せとなんども叫んだ
でも
それでも
彼女は帰ってこない
彼女がやりたがっていた企画だけは
せめて、
やろうと思い 撮影を回した
ニキが
今日は早速タイトル、コールして行きます!
と空元気で喋るものの耐えきれず
まちこ、お前がいないとできないよ…
なぁ、笑ってくれよっ、
なんで、どうして、どこに、…っ
と泣き出した
みんなまちことの動画が忘れられず進める気にもならなかった
それぞれ、まちこと今度会う約束をしていたらしく
果たさないまま消えやがって…
と
どうにもならない感情を抱えた
💛side
その日の夜
ぼーっと窓を眺めていると反射した後ろに
まちこが立っているのが見えた
💛「ま、ちこ…?」
その人影はこくり、と頷く
後ろを振り向き
💛「まちこっ…お前、なんで、戻ってこいよ、お前がいないと俺は、おなけんはどうするんだよ!」
捲し立てると
ゆっくりと口を開いた
💚「ごめんね ニキニキ おなけんがニキニキの全てだったのに、あんなバカなことしちゃって、崩壊まで追い込んじゃったね」
💛「そんなことっ…ないから早く!早く戻れって!まだこっち側だろ?」
彼女はその言葉を聞いて目を少し細めた後
悲しい顔で笑った
💚「ごめん もう死んじゃってさ 即死だったの 痛かったなぁ 自分の命がなくなっていくのが怖かったなぁ…ほんとは、私も死にたくなんか、なかった…っ、」
静かに涙を流したあと
こちらを見た
💚「違う。今日は約束を果たしに来てさ ほら!この前一緒に超高いランチ、食べに行くって約束だったじゃん?」
💚「ほら!いこーよ!」
💛「っおうよ!」
話を聞くと相手は居眠りだったらしく
ちゃんと信号緑の時に渡ったんだよ!?
と抗議してきた
その話は聞きたくない
別に明るくしなくていい
💚「ごめん こんな話聞きたくなかったよね じゃあ私次の企画でも考えよっかな〜」
💚「な〜んt」
気づいた時にはまちこりにハグをしていた
はぐ、なんてそんな簡単なものでもなくて
絶対離さない
行かせない
強い意志が籠ったハグだった
俺はまちこりの事が好きだった訳では無い
ただ、心の支えだっただけ
いつも話を聞いてくれて
励ましてくれて
一緒に頑張ってくれて
応援してくれて
ただ大切な人だった
人生の中で1番大切だった人
恋愛感情がなかった、
と言ったら少しは嘘になるかもしれない
でも、
それよりもただ単純に大切な人だった
💚「…」
💚「ニキニキ、行こ?」
そんな思いは伝わらなかったのか
悲しい笑顔を浮かべて俺の手を引いた
コメント
2件