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低クオ➡︎
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蓮side
今柚乃と一緒に帰ってるんだけど、
なんか柚乃に元気が無いんだよね.
なんかあったのかな…
まぁ俺の大事な彼女だし、力には
なってあげたいよね.
聞いてみよう
蓮「柚乃」
蓮「柚乃ってば」
…
柚「あっ、え何?どうしたの?」
蓮「なんか元気ない? 」
柚「え〜そんな事ないよ〜笑どうしたの?
蓮「嘘でしょ。だって柚乃嘘つく時の
髪の毛触る癖。俺知ってるからね」
柚「あ〜。分かっちゃう?笑やっぱそっか笑.流石私の自慢できる彼氏.笑」
蓮「誰かからさ、なんか~、言われた?」
柚「…」
蓮「柚乃.大丈夫だよ。話してくれると俺
めちゃくちゃ嬉しい.」
蓮「柚乃は大事な彼女なんだからさ.
少しでも力にならせて?」
柚「大事な彼女、か笑そーいってくれる
だけで私、凄い嬉しい.笑」
蓮「当たり前な事言わないでよ笑」
柚「…」
柚「私今日ね、見ちゃったんだ。」
蓮「見ちゃったって、何を?」
柚「、蓮がマネージャーさんに告白され
てるとこ笑」
蓮「柚乃、」
蓮「無理して笑わなくていいんだよ.」
柚「そっか.ありがとう.笑そうさせてもらうね.」
柚「でさ、私ね」
柚「蓮の事.大好きだよ.」
当たり前の事を言う彼女からは普段とは
少し違う”金木犀の香りがした”
蓮「えっ笑そんな当たり前な事言わないで?笑」
蓮「勿論.俺も柚乃の事、」
柚「でもね.」
俺が吐いた愛の言葉を遮るように彼女は
口を開いた.
柚「私ね、蓮の事大好きなんだよ. 涙目)
目に涙を浮かべているのか.震える声で
彼女は喋りだした.先程の言葉を復唱
するかのように.
柚「でもね.大好きだから私は辛いんだよ.」泣(震える声で)
柚「蓮が部活してる姿とか.大好きなんだよ.」泣
柚「でも.大好きとか、かっこいいとか.
どんどん思う度に心が締め付けられる 」
(目から涙を零し)
柚「ぎゅぅって、誰かに心を掴まれてるみたいでさ」笑
柚「本当に私なんかでいいのかなって
何回も何回も.思いたくないのに思っちゃ
うの.」笑
彼女は俺の気持ちを無視して淡々と.
普段の温かさのある声じゃなくて.
冬の風の様な冷たい声で淡々と語っている.
俺は柚乃が好きだから.
違う.違うよ.
声に出したくても出せない.
言葉にしたいのに.出来ない.
彼女の目から零れる雫も全て全部全部
好きなのに.
彼女は俺の気持ちをまるで否定してくる
かのように淡々と言葉を繋げてくる.
柚「ねぇ蓮.」
蓮「どうしたの、?」
柚「もう私たちさ、」(笑い泣き)
“別れよっか”
俺の中で何かが崩れる音がした.
その何かは自分でも分からない.
今までの彼女との思い出.記憶.
それとも
俺のメンタル.精神なのか
俺自身でも.もう分からないんだ
蓮「嫌だ.別れたくない.」(目に涙を浮かべ)
柚「私.蓮の事大好きだった.」
柚「今だって.ずっとずっと大好きなのに」
柚「私の気持ちが邪魔をしてくるんだ」泣
柚「私なんかでいいのかって.」
柚「もっと蓮にはいい人が居るよ.」
柚「きっと見つかる.私が保証する」笑
蓮「柚乃以上の人なんて.何処にもいないよ」泣
柚「泣かないで.」(彼の頬に手を寄せ)
彼女の暖かい手を握った.
あぁ、もうこの手に.彼女に
触れられなくなるんだなぁ.
そう思った途端.涙が溢れてきた.
目頭が熱くなる.
彼女の前ではかっこいい俺で居たいのに.
こんな泣いてる姿見せたら
悲しませちゃうなぁ.
柚「蓮.大丈夫だよ.きっと私以上の人が
見つかる.蓮には幸せになって欲しいの.」(泣き笑い)
彼女の額と俺の額がくっつく.
彼女は何処か寂しそうで.悲しそうで.
震えていた.
柚「じゃあね.今までありがとう.」
柚「大好きだったよ」(泣き笑い)
遠くなっていく彼女の姿を眺める.
もう終わりなんだなぁ.
彼女が居なくなったら俺はどうなるんだろ
う.
なんで.手を掴まなかったんだろう.
なんで追わなかったんだろう.
後悔が俺を責め立てた.
我儘な俺を変えてくれた.
最初は変な女だと思ってたけど.
一緒にいるにつれていい子だってわかって
彼女の内面に俺は惹かれた.
勿論内面だけじゃない.
あの可愛い顔だって.
赤ちゃんみたいな手だって.
少し力を加えれば
折れてしまいそうな 脚だって
声だって.サラサラな髪だって.
あの金木犀の匂いだって.
俺は全部全部大好きだった.
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NEXT
やばいこの物語書いてたらちょっと
涙出てきたかも🥹
次回で終わりです!!
短くてすいません!
元々短編予定で書いてたのでご了承ください!