テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
106
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そして、ドアが鳴った
ピンポーン
「……え、来たの?」
「言ったじゃん。早く電話出ないと来るって」
本当に来ていた
息を呑みながらドアを開けると、
佐久間はフードを深くかぶって立っていた
「蓮……俺のこと無視するの、無理だよね?」
そう言って、靴も脱がずに近づいてくる
拒む暇もない
壁に背中が当たる
佐久間が肩を掴む
逃げ場がない
「ねぇ……今日、俺のこと考えてた?」
距離が近い
今にもキスしそうな距離…
「……考えてたよ。ずっと」
言った瞬間、佐久間の目が熱を帯びて揺れた
「嬉しい……
ねぇ、もっと
俺のことだけ考えてよ」
囁きながら、目黒の頬に触れる指が震えていた
独占欲――の奥に、
本気で目黒を失うことを怖がっている弱さが滲んでいた
その弱さに触れた瞬間、
目黒の胸は完全に崩れた
「……俺も、佐久間くんじゃないとダメだよ」
その言葉を聞いた途端、
佐久間の腕が強く目黒を抱きしめた
痛いくらい、離さない力で
でも目黒は、それを受け入れた
“もう、この腕の中にいるのが当然だ”と感じるほどに