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兄弟思い凄い!
前 の 物 語 は め う 様 の 方 で ご 覧 く だ さ い 。
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貴方が 寝たのと同時に 俺は泣き始めた 。
こんな顔 弟に見せたくなくて いつも
頑張って過ごしている 。 男でありたい 、
何にも縛られたくない 。 そんなこと を
思っても 巻き込みたくない 。でも辛い 。
色々な 感情がごちゃ混ぜになり 息を殺して
泣いた 。 夜になるといつも泣き疲れる
日々。 握ってる手が震える、このままだと
起きちゃうと 思った瞬間、貴方が起きた 。
竜 「 ん 、、、 兄ちゃん 、 ? 」
蘭 「 あ 、、、 」
ぼろぼろ な 顔を見せたのと同時に
涙を拭いて 、なんとか やろうとしても
この握ってる手が 泣けるほど酷く暖かい。
泣くな と 心の中で思っていたら ふと
暖かい 感触に 覆われた。
竜 「 兄ちゃん 。 無理しないで 、 」
その一言 を 聞いた瞬間 また ぼろ ヾと
俺は泣く 。 震える手で 貴方を抱き返し
息を吸おうとするが 過呼吸 に なっており
上手く 息ができない 。それが分かったのか
貴方 が 俺を 撫で始めた 。 俺がしたように
竜 「 兄ちゃん 辛かったよね 、 ?
ほんとは 幸せなんて 思ってないよね 、」
違う 、 竜胆が 笑ってくれれば 、
幸せでいれたら俺はいい 。 けど 、
言うことを聞かない。俺の心の中では
もう とっくに 限界は越えてて 、 男の俺を
見てほしい。 嫌われててもいい 。
お願いだから 、
蘭 「 お願いだから 男の俺を
見てよぉ 、、 もうやだぁ 、 “ ッ 、 」
一気に 溜め込んだものを 流すように
泣き始める 。 その間 も 撫で続けてくれた
り 抱き締めてくれた 、 俺の弟 。
俺はそのおかげで泣き疲れて 寝た 。
迷惑だったかな 、 そんなことを 思う 。
ねぇ 、 竜胆 。 俺と居て 幸せだった ?
翌日 、目が腫れながらも 出かけに行く 。
俺の家族は 週一 で 出掛ける 。
竜胆 と 手を 繋ぎながら 母を待つ 。
人々が 通り過ぎる 。その光景は 少し怖い
皆が皆 母みたいぢゃないと 思うが 何故か
怖い 。そして 大人は俺達よりでかい 。
昨日みたいに 手が震える。でも 、 先に
竜胆 が 怖気ついた のか 俺の後ろに隠れ
た。可愛いと 思いながら 手を握る。
竜 「 兄ちゃん 、 ちょっと怖い 。 」
蘭 「 大丈夫 。 俺が傍に居るから 」
俺は 何があっても 竜胆の隣に居たかった。
傍に居てやりたかった 。 一つ 頬に口付け
をしたら 鳩が豆鉄砲 が 食らったように
驚いた顔をし顔を赤らめながら
俺に怒ってきた 。
竜 「 もう 、 辞めて 、 ! 」
蘭 「 ごめん ヾ 、 可愛くて 。 」
いつの間にか 、 2人とも 怖気ついた事を
すっかり忘れており笑い合いながら
話していると母が帰ってきて 家に足を運ぶ
母 「 蘭 !! ダメでしょ ! 今日も
ご飯抜きよ 。 」
そう聞こえた瞬間 、 頭に冷たい感触がした
お茶をぶっ掛けられた 。
俺は もう冷たくなった 一欠片しか
食べていない ハンバーグを置いた 。
母 「 こら ! 竜胆 手ついて 食べちゃ
ダメでしょ !! 」
その瞬間 、 とばっちりを受けた 弟の頬に
母が ビンタをした 。 その時 、 俺の中で
何かが切れ 、 俺は立ち上がり 胸ぐらを
掴み 生みの親を 殴った 。
気がつくと 、 辺り一面の赤い血が
ついていた 。親を見ると もう 4んでいる 。
嗚呼 、 やってしまったんだな。 と 思った
が 、 何故か罪悪感が無い 。寧ろ 開放
された気分だった 。竜胆が 怯えながら
部屋から出てきて 俺は言った 、
「 竜胆 、 一緒に 行こう 。 」