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「性格、?おれ性格優しくねーぞ、今日の朝だって女子に睨みつけちゃったしな笑笑」
「そうじゃなくて、いつも僕に気にかけてくれるっていうか、僕が内気な性格だからか、すごい話しかけてくれるし」
「それは仁人と一緒にいて楽しいからだよ」
「え?」
「じゃないとずっと俺ら友達じゃなかったんじゃね?笑笑」
「勇斗、くん、」
「なんか、たまにドジなとことか、泣き虫なところあるけど、そーゆー仁人みてるとソッとしとけねぇんだよ」
「そうだったの、」
「だから、1年くらい、お前のそばにいて話せなくてごめんな、正直あの時はびっくりしたし、あーゆーの初めてされたから、自分ではどうしていいか分からなくて、すぐ何か言い出せればよかったけど、逃げてしまった、ほんとにごめん」
「ううん、全然大丈夫、勇斗からその言葉聞けて嬉しい、もう友達やめるのかなって思ってたから」
涙が出てきそう。我慢。
「それは無いだろ笑笑 言ったろ、俺はお前をソッとしとけねぇって、」
「ありがとう、ソッとしとけないって、僕のこと好きとかではなくて?」
「す、好き?」
「そう、友達としてじゃなくて、恋愛として」
「ば、ばかじゃねぇの!帰るぞ!」
「あ、待ってよ!」
僕が今まで見た勇斗の中で一番の猛ダッシュで逃げていった。
そして次の日の朝
また朝練が始まる前に他愛のない話をしている。
この時間が一番幸せ。
女子たちが睨んでくるけど、勇斗が睨み返すから女子たちはみんな逃げていく。
「そういえば仁人さ、科学のここわかる?」、
「あー僕のクラスこの前やったよ 」
「まじ!?教えてくんね!?難しくて意味わかんねぇんだよ。」
「ほんとに勇斗くんって理系苦手だよね笑 」
「うるせぇ!俺は仁人より文系できるからな!」
「へーどれも負けたことないけどね笑笑」
「じゃあ科学教えて貰うついでに勉強勝負しようぜ」
「いいよ!絶対勝つ!」
「言ったな!仁人今日部活オフ?」
「休みだよー」
「まじか!俺も休みなんだよな、久しぶりに仁人の家行ってもいいか?」
「あー、いいよ!」
「っしゃ!じゃあそこで勝負な、」
「え、今日勝負するの!?」
「当たり前だろ、復習なしでやるもんだろこんなの!」
こうして久しぶりに勇斗くんが僕の家に遊びに来ることになった。
約1年ぶり。
放課後のことが楽しみすぎて、授業に集中出来なかった。