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荻一野@おやすみ中
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ー 注意事項 ー
・こちらはmnps様の二次創作となっております
・ご本人様や関係者様とは一切関係ありません
・この作品にはBL要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください
ご理解いただける方は、ぜひ楽しんでいってください!
昼休みが終わる。
四人は教室へ戻っていた。
「次、体育かぁ……。」
akが机に突っ伏す。
「今日は長距離ですよ。」
pyがさらっと言う。
「うそぉ……。」
「終わった……。」
その様子を見て。
shkは肩を揺らして笑う。
smもつられて笑った。
その笑顔を見たshkは。
昨日の言葉を思い出す。
『今の君も、君だよ。』
胸が少し熱くなる。
放課後。
先生に頼まれ。
shkとsmは教材を職員室まで運ぶことになった。
重い段ボールを二人で持ち。
廊下をゆっくり歩く。
職員室で荷物を渡し。
帰ろうとした、その時。
突然。
ゴロゴロ……。
窓の外で雷が鳴った。
次の瞬間。
ザーッと大粒の雨が降り始める。
二人は昇降口で立ち止まった。
傘は一本もない。
『止むかな。』
shkが手話をする。
smは空を見上げる。
『難しそう。』
しばらく。
二人で雨を眺める。
静かな時間。
shkはふと。
smを見る。
(……この人といると。)
(沈黙が苦しくない。)
そう思った。
その時。
スマホが震える。
画面には母親からのメッセージ。
【今日は寄り道しないで帰ってきて。】
shkは画面を閉じる。
表情が少し曇る。
smは気付いた。
『帰りたくない?』
その手話を見た瞬間。
shkの目が揺れる。
少しだけ迷って。
それから。
小さく頷いた。
『……うん。』
『家にいると。』
『苦しい。』
初めてだった。
誰かに。
本当の気持ちを話したのは。
smは何も急かさない。
ただ。
隣に立っている。
それだけだった。
しばらくして。
smはゆっくり手話をする。
『俺も。』
『事故のあと。』
『家に帰るのが怖かった。』
shkは驚いたように顔を上げる。
『声が出ない自分を。』
『受け入れられなかった。』
『だから、学校だけが居場所だった。』
その言葉に。
shkは小さく息をのむ。
同じだ。
自分だけじゃなかった。
『ありがとう。』
shkが手話をする。
『話してくれて。』
smは優しく笑う。
『ありがとう。』
『話してくれて。』
二人は顔を見合わせる。
笑った。
その瞬間。
雨が少し弱くなる。
昇降口の向こうから。
「いたーーーー!!」
akの大きな声。
「探しましたよ。」
pyが苦笑しながら傘を二本持ってくる。
「先生から聞いてさ!」
「絶対困ってると思って!」
akは一本をsmへ。
もう一本をshkへ渡した。
「風邪ひく前でよかったぁ。」
「ありがとうございます。」
shkはノートにそう書いて見せる。
「いいっていいって!」
「友達だし!」
akは照れくさそうに笑った。
その言葉に。
shkの胸がまた温かくなる。
友達。
居場所。
そして——。
smを見る。
もう。
この気持ちに。
名前を付けないふりはできなかった。
(……好きだ。)
そう。
はっきり気付いてしまった。
コメント
1件
ああ、ついに来たね……この「好きだ」って自覚。雨の昇降口で互いに「話してくれてありがとう」って手話で伝え合うシーン、めちゃくちゃ沁みたわ。shkが初めて本当の気持ちを誰かに話せたのも、smが自分の過去を重ねて受け止めたのも、二人の距離が確実に縮まった証拠だよね。akとpyが傘持って駆けつける友情も良かった!「友達だし!」って照れくさそうに言うak、最高。この世界観、ずっと追いかけたくなるわ🔥