テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

あれから数日。

照「やっほー!どう?調子は」

○○「……ん、ぼちぼちかな。」

照「ご飯は?」

○○「食べてはいるけど、なんか美味しくない。」

久々に康二くんや舘さんが作る料理食べたいなぁ。なんて思ってる。

そういや、シゲさんのとこ産まれたかなぁ。

照「そうそう、シゲのとこ、産まれたってよー!女の子だって!みて?」

そうやって、スマホで画像を見せてくれた。


そこには、赤ちゃんを抱っこして幸せそうにしてる、シゲさんと奥さんの写真。産まれてすぐみたい。


照「……すごい、やっぱ感動しちゃうなぁ。あの瞬間」


なんて、ボヤいてた。まるで、経験者のような言い方。


○○「……あの瞬間?」

照「ん。産まれてきて産声があがる瞬間。」

○○「…立ち会いした事あるの?」


そう聞くと、ちょっと表情が曇った照。


照「え?あ……まぁね。」


なんか訳あり?なのかな。そういやあの時……シゲさんもなんか詳しくは言わなかったけど……そういや、この位じゃない?って瑠海ちゃん見ながら話してたよね…ってことは、そういう事なのかな?

てか、仮にそうでも……

なんで別れたのかな?

手あげたとか?

まさか…


照「……あのさ」


○○「……?」


沈黙が流れる。

すごい気まづい。


照「やっぱちゃんと話すよ。気になるでしょ?」

○○「…え?……まぁ、気になるけど、言いにくいなら、無理に言わなくてもいいよ?」

照「……聞いてくれる?」

○○「…うん。」



それから、ポツリポツリと話し始めた照。

バツイチで、子供がいると。元々から、束縛しちゃうし、重いのは自分でも自覚してたとのこと。だから、気をつけてはいたけど、やっぱそれが原因で上手くいかないことも多々。元奥さんとは、それでも、何だかんだで上手くいってたし、ほんとに好きで、大事にしてたつもりだったのに、子供が生まれてから、なんか距離ができたと。3年前、仕事から帰宅したら、荷物すらなかったと。後日、離婚届が送られてきたと。納得いかず、調停まで起こしたけど、結局離婚することになったと。向こうには男が居たと。

だから養育費もいらず、むしろ慰謝料請求出来たとのこと。

子供は、男の子。来年小学生になるらしい。子供は、ママがいいとの事でひきとれず、面会も最初はしてたけど、何かと理由つけ、結局遠くに引っ越してしまい、今は出来ずにいると。一気に全てを失った感じで、やはり、またそうなるんじゃないかって、不安に駆られると。


○○「……照も辛い思いしてるんだね…」

照「だからって、○○を束縛していいわけじゃないし、ごめん……」

○○「…照?」

照「……ん?」

○○「……私もね、やっぱりまだ怖いし、信じることできないってか、疑っちゃう時ある。でも、一緒にいたい…。」

照「○○……。」

○○「……だめ?」

照「…だめなわけない。でしょ?」


そう言って、ぎゅっと抱きしめられた。

やっぱり落ち着く……


○○「……ねえ、照?」

照「ん?」

○○「…やっぱり、他の人と連絡取るの。いや?」

照「ん。嫌だけど……あ、ふっかとは連絡…」

○○「みんなは?」

照「みんな?」

○○「舘さんと、翔太くんにも迷惑かけたから、ちゃんとお礼いいたくて……」

照「……そっか。んじゃ、グループ送るね」


みんな反応はやくて、すぐメッセージが。


○○「早っ!(笑)」

照「あいつら暇人かよ(笑)」



2人の為に照らす光

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

30

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚