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銀さんはつかつか早足ですまない先生の元へ、そして、
パシンッ
すまない先生の頬を叩いた。
「馬鹿なんですか!?すまない先生!!」
「ひゃい!?」
突然大声を上げられ、すまない先生は声が裏返る。
「なにひとりで勝手に突っ走ってるんですか!?しかも、なんで俺たちに相談せずにひとりで!!あぁもう!!色々言いたいことはありますから!!後でお説教ですからね!!!」
「は・・・はい・・・」
銀さんの怒涛の言葉に、すまない先生は軽く怯んだ。
「・・・すまない先生、休んでてください」
そうレッドとブルーは前に出た。
「え、で、でも・・・」
「すまない先生に怪我させた償い、ここで償わせてくださいよ。せんせ?」
「そうですよ。先生は休んでてください」
そうブルーとレッドは先生に向かってそうこぼした。それに、すまない先生はこくりと頷いた。
✵✵✵✵✵
そして、レッドとブルーの炎と氷がバナナたちに襲いかかる。バナナたちもその炎や氷を避け、銃を撃ち込む。
どちらも激しい戦闘が繰り広げられていた。
それは、10分かもしらないし、1時間かもしれない。時間の進みが分からないほど、激しい戦闘が繰り広げられた。
「うわっぶねぇ!!」
「兄貴!気をつけろ!!」
「わーってる!!」
と軽口を叩きあっていた。
「レッド!ブルー!2人の武器に付いている紫色の宝石を砕け!それが洗脳しているやつだ!」
「「了解!」」
と、2人は弓とナイフを持ち、突っ込んだ。
バナナはレッド、ブルーはブラックを相手に戦闘を始めた。
レッドはバナナの銃弾の雨を見事に避け、バナナの元へ。バナナがリロードしようとしたが、
「遅せぇ!!」
と、バナナの顎を蹴りあげる。
「ぐっ」
頭がグワングワンと揺れる。視界が収まらない。その隙を狙い、レッドはバナナの腹を蹴り飛ばす。
「ぐはっ・・・!」
バナナはそのまま気絶した。そして、バナナの武器を拾い上げ、紫色の宝石を砕く。
✵✵✵✵✵
ブルーはブラックの電磁砲を避けながら、弓を放つ。
ブラックも同じように矢を避けながら、電磁砲で相手する。
どちらも互いを譲らない。
突然ブルーはニヤッと笑った。その笑顔に気づいた途端、ブラックは足を滑らせた。よく見ると、足元は凍っていた。
ブラックは立とうとするも、氷で滑って立てない。
「悪いブラック!少し気絶しててくれ!!」
と、ブルーはブラックに思いっきり頭突きを食らわせた。
ブラックはくわんくわんと目を回し、そのまま倒れた。その隙を狙い、ブラックの武器の宝石を砕いた。
──これで、生徒全員を助けた。
✵✵✵✵✵
「クソッ・・・!!やっぱり洗脳だけじゃ足りなかったか・・・やっぱ、能力も大幅に上げる薬を使えば・・・!」
そう博士は画面を見ながら、そうイライラとしながら、言っていた。
ふと、足音が聞こえた。博士の後ろには青年が。
博士は後ろを見ず、さけんだ。
「おい!何してんだ!!さっさとアイツらを捕まえろ!!なんなら、“あのガキ”どもも使えば・・・!」
そうこぼし、後ろを見た。その途端、青年は剣を振り下ろした。
「は?」