テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
???「皆さん!ハロウィンについて仮装を考えましょう!」???「仮装?」
???「ハロウィンかぁ〜母さんとやったな」
???「ワタシも妹と一緒にやったなぁ」
「紅緒」、「海音」、「小春」、「茜」は空き教室でハロウィンについて話し合っていた。
紅緒「本当にその仮装ができるか分かりませんが、アイデアを出すだけでもハロウィンっぽさが出るかと!ハロウィンパーティーもしますし!」
小春「え?ハロウィンパーティーするのか?」
茜「え?春っち知らないの?うちの学校は今年からハロウィンパーティーをすることになったんだよ〜」
海音「…………」
茜「その顔は海っちも知らなかったね?結構有名なのに〜」
紅緒「はい!ですので!皆さんはどんな仮装をしたいのか聴きたくて!」
茜「あっ!良かったらワタシ作ろっか?仮装服」
紅緒「え?良いんですか!?」
茜「桃っち並に上手くは作れないけど、簡単な服なら作れると想うよ」
紅緒「そうですか!じゃあ皆さんで考えましょう!」
海音「あの……そのこと何だけど……」
小春「何か言いたいことがあるのか?」
紅緒「ぜひ教えて下さい!」
茜「きゃは!海っちが意見出すの珍しいから聴きたいな」
紅緒、小春、茜はキラキラした顔でみつめている。
海音「その……えぇっと……」
「「みんなとお揃いにしたいなって」」
茜「仮装服を?」
海音「うん……ダメかな……」
「そんなの」
紅緒・小春・茜「良いに決まってるじゃないですか・じゃないか・じゃん!!」
紅緒、小春、茜の三人は声を揃えて言った。
海音「……!、うん!」
紅緒「じゃあ早速ですが、どんな仮装にしましょうか?」
小春「それならおれ一度で良いからやりたい仮装があるんだ!」
茜「どんな奴?」
小春「それは……」
「「死神なんだ!」」
小春「おれハロウィンパーティーはしたことあるけど、仮装とかするお金はなくて……だから一度で良いから死神の格好してみたいんだ」
紅緒「どうして死神なんですか?」
小春「幼少の頃、観てたアニメに軍服を着た死神の男たちがあの世のパトロールやあの世の浮遊霊や地縛霊、暴れた妖怪の抑制を行ったりするんだけど、その姿がめちゃくちゃかっこいいんだ!だからあの人たちの仮装をしたい!!」
茜「今調べたけど……ふーん、この軍服改造もできるんだね……ワタシらしく改造しちゃおっかな」
紅緒「私もその軍服着てみたいです!」
海音「小春の好きなものなら着てみたい」
茜「よっし!じゃあとりま作ってみるわ」
紅緒たちは笑い合った。そこへ……
???「あっ!いたいた!紅緒ちゃんたち〜」
やって来たのは、「雨花」だった。
雨花「みんな〜これ食べて〜」
紅緒「これは……」
海音「…………」
小春「え」
茜「ありゃ〜」
雨花の持つ鍋には、毒々しい色のスープが入っていた。
雨花「これ食べて欲しいの!カブで作ったんだけど」
紅緒「一旦集合」
海音「うん」
小春「分かった」
茜「へ〜い」
紅緒たちは、隅っこで集まった。
紅緒「あれ絶対雨花さんが作った奴ですよね?」
海音「何となく雨花は下手そう」
小春「食べない方が良いんじゃないか」
茜「いや多分これそういうみために作ってるだけじゃね?」
紅緒・海音・小春「え?」
紅緒たちは鍋をみる。確かに嫌な匂いはしない。どちらかと言うととても美味しそうな匂いがする。
紅緒「雨花さん」
雨花「ん?」
紅緒「それ誰が作ったんですか?」
雨花「橙ちゃん」
紅緒「それなら安心ですね」
海音「安心だね」
小春「安心だな」
茜「安心〜」
雨花「四人共、わたしが作ったと想ってたけど、橙ちゃんの名前に聴いて安心したんでしょ?」
紅緒「ち、違います違います!」
小春「本当にち、違います!」
海音「もう白状した方が良い」
茜「バレバレ〜」
雨花「あはっ!安心したなら食べてちょんまげ〜」
スープはとても美味しかったそう。
紅緒「じゃあ仮装楽しみにしてますね」
海音「ありがとう。茜」
小春「何か手伝うことがあったら言ってくれ」
茜「あんがと〜」
こうして、紅緒たちのハロウィンの仮装についてに話し合いは幕を閉じた。