テラーノベル
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ある日の図書室。私はゼノ君と「静かにお勉強配信」をしていました。すると、シャーリーさんの命令で私の鏡を壊しにきたという、強面の男子生徒が背後に忍び寄ってきたのです。
「(……リリアーナ、後ろだ。あいつ、鉄の棒を持ってるぞ。殺気は隠せていないな)」
「まあ、ゼノ君。あの方、筋トレの道具を持ってらっしゃるの? 熱心ですわね」
私はニコニコして振り返り、彼を鏡の画角に入れました。
「こんにちは! 今、皆様とお勉強中なんですの。君も一緒にいかが? 重そうな棒ですわね」
「なっ……バカにするな! 俺はお前のその不気味な鏡を壊しに来たんだ!」
彼が棒を振り上げた、その瞬間。鏡がピカッと光り、画面に『投げ銭:100,000ゴールド』の文字が!
次の瞬間、彼の頭上に大量の金貨が**ドサドサッ!!**と降り注ぎました。
「ひゃあ!? な、なんだこの金は! 本物か!?」
「まあ、フォロワー様からの差し入れですわ。君、お腹が空いているのかしら? この金貨で、学食の特製パフェでも食べてきてくださいな。とっても美味しいんですのよ」
私は本気で彼を労わりました。すると、実はお金に困ってシャーリーに雇われていた彼は、私の純粋な優しさと、目の前の本物の金貨に号泣し始めました。
「……リリアーナ様、俺が悪かった! シャーリーに頼まれたけど、俺、今日からあんたのファン(信者)になる!!」
「あら? ファン? 握手ならいつでもしますわよ」
ゼノ君は「チョロいな……」と呆れながら、改心した彼がシャーリーの悪事をカメラに向かって暴露する様子を、しっかりとライブ中継するのでした。
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