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第49話 共同作業のお約束？
ついに、汚染地域の修復の日がやってきた。
「今日は、よろしくお願いしますよ」
現場についたジェイドを、多くの貴族たちが見守る中、どこか勝ち誇ったような笑みで声をかけてくるエスペクラシア伯爵。
（なーんかイヤな感じ……）
現在地は、市民街寄りの倉庫街近く。
エスペクラシア伯爵が進言した「復元するべきではない」場所から、少し離れた場所だ。
倉庫街につながる路地には、簡易的に通行止めがされていた。
汚染そのものは広がるものではなく、汚染されたものや毒素の詰まった毒液に直接触れなければ問題はないため、「近づくな」という処理で済んでいるらしい。
元々は、警備団主導で撤去作業を行う予定であったが、直接触れられないこと、そもそも毒素そのものを排することが難しいため、放置されていたのだそうだ。
（確か、魔法を使って移動させたときに事故も多かったから……＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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