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第50話 隠された場所
ジェイドの指示を無視し、汚染地域内でも「貧民街寄りの建物」を復元した理世。
ジェイドの口を通してそのことを見物人たちに知らせると、一早く伯爵が「どこを復元したのか」と反応を見せた。
そんな伯爵に対し、理世は笑ってジェイドにこう告げた。
「口頭で教える必要はないよ。今から案内するから」
言葉の通り、理世はその場で道順を知らせながら、ジェイドを誘導した。
その間、ジェイドは特に言葉を挟まず、理世が導くままに進んでいく。
一方で、理世は〈モノクル〉でエスペクラシア伯爵の様子をうかがっていた。
「……」
特に声を荒げたり、止めようとしたりする様子はない。
だが、少し顔色が悪いように見えた。
(……やっぱり)
理世は、少しずつ自分の考えに確信を持ち始める。
そんな頃、誘導通りの場所にジェイド、そして見物人である貴族たちはたどり着いていた。
周り********
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