部活動引退したので、これから投稿増やしていきます!
リクエストできた、ろじはにです!
僕、池田三郎次は今とても機嫌が悪い。
なぜかって?
目の前で繰り広げられてるこの光景のせいだ。
「羽二羽クンは凄いね~。」
「そっそんなことないですよ!」
タカ丸さんに頭を撫でられる僕の恋人。
「ほんと、どっかの誰かさんと違って優しいし!羽二羽先輩、僕も頭なでてもいいですか?」
「いいよ~伊助くん。」
「三郎次、そんなとこにいないでこっちに来たらどうだ?」
久々知先輩が手招きしているが、とても行く気にはなれない。
「僕はここでいいです。」
「そうか?」
「はい。ここのほうが涼しいので。」
「……分かった、気が向いたら来たらいいよ。」
僕が機嫌が悪いのに気づいたのか、久々知先輩は気を使って池の方へと伊助達を誘っていった。
「はぁ、」
姿が見えなくなって思い出されるのは、頭を撫でられて嬉しそうに微笑む羽二羽クン。
僕が撫でた時はあんな顔しないのに。
「三郎次くん。」
いつもやめてって止めてくるのに、
「三郎次くん。」
何でタカ丸さんや伊助ならいいんだよ。
「三郎次くん!」
「っ!羽二羽クン、」
いつの間にか目の前に羽二羽クンがいた。
「もう、さっきから呼んでるのに!」
「ごっごめん、ちょっと考え事してて、」
「もう!」
顔を膨らませて怒る姿が可愛くて、思わず頭を撫でる。
これで拒否されたら、おそらく僕は一生立ち直れない…、
「……?」
いつまでたっても「やめて」という声が上がらない。
羽二羽クンは下を向いていて、覗き込むと、
「……え?」
顔が真っ赤だった。
「羽二羽クン?」
「ぼっ僕もう行くね!三郎次くんも、池に行こうよ、」
そう言って見たことのないスピードで走ってく羽二羽クン。
「……あの顔は反則だろ、」
僕は池の方へと急いだ。
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