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こんちわ。
話数が思ったより多くならなそうです。
全5,6話?くらい。
あっ、あとあらかじめ言っておきます。
※私の書く吉田さんは基本泣き虫です。
本来ならこんなにすぐ泣くのはありえないんですが、吉田さんって怖い系の苦手なことしなきゃいけないとき結構涙目というか泣きそうな顔してることが多いなと個人的に思ってて。
それを都合よく妄想に使わせて頂いてます。
前置きなっがwごめんね。
中へ一歩踏み込むと、視界は真っ暗。 ほとんど何も見えないその空間に、仁人の不安は一気に膨れ上がる。 思わず左手で前を歩く勇斗の服の裾をギュッと掴み、右手は後ろの柔太朗と繋いだ。
そのぎこちないけど必死な様子に、勇斗は心の中で
(うわ、仁人可愛すぎんか、、)
と悶絶。 でもそれと同時に
(いや待て、俺も仁人と手繋ぎたい!!)
という欲が生まれる。すると、みるみる悪い顔になっていく勇斗。
「思ったより怖くねーな?」
と、わざと優しい声で囁く。安心した仁人が
「たしかに…」
と掴んでいた力を少し弱めたその瞬間。
勇斗がダッシュ。
「えっ…!?」
突然掴んでいた服が手から離れた感覚に、仁人は驚き、軽くパニック状態。
「なに!? なに!?」
と叫びながら、勇斗を追いかけて暗闇を走り出す。その勢いで、柔太朗の手も放してしまう。
取り残された柔太朗はポツン。
「は?💢」
一方その頃、追いかけた仁人は勇斗の腕をがっちりホールド。どこにも行くなと言わんばかりに腕に抱きつき密着していて、もはやカップルのような構図。
やっと追いついた柔太朗は、勇斗のあからさまな抜け駆けに
「ちょっと、勇ちゃん💢」
と怒るが、振り向いた勇斗は
「ごめんごめん♡」
と、やけに軽い声でヘラヘラ。
暗くてあまり見えないが見えずとも分かる。
絶対にニヤけてる。
勇斗と柔太朗は完全に戦闘モードでバチバチ。
2人の間で静かに仁人争奪戦が勃発しているとも知らず、仁人は、後ろから追いついてきた柔太朗にすがるような目を向ける。
「柔太朗!背中!怖いから後ろにいて!!」
少し震えた声に潤んだ目。今にも泣きそうな仁人の“お願い”に、柔太朗の中の怒りゲージは一旦スーッと冷める。
「……はあ、仕方ないな」
と言いながら、しっかりと仁人の後ろに立ち、壁となるように見守る。
その後も、お化けが飛び出すたびに仁人はビクッとして、勇斗の腕にぎゅっとしがみつく。そのたびに勇斗もニヤニヤ。何度もやってくる抱きつきチャンスに、すっかり得意げになっている勇斗。
その様子を後ろで見ていた柔太朗は少々苛立ちながらも目の前の小動物のために健気に背後を守る。
(マジでこの人……絶対喜んでる……!)
そんな中、無事お化け屋敷から生還。
外で待っていた太智と舜太は、勇斗と柔太朗の表情と仁人のぐったりした様子を見てなんとなく中での状況を察して爆笑。
その様子を見て、仁人はキレ気味で太智を指さす。
「お前も入れよ〜〜!!💢💢」
だが、太智はヘラっと笑って
「いや〜俺のこと守ってくれそうな人おらんからな〜w」
続いて舜太も
「え、仁ちゃんが一緒に入ってくれるならええで?」
と茶化すと、仁人は顔をしかめて
「……結構です。」
と返す。勇斗が塩レモンの喧嘩を聞きながらぽつり。
「太智逃げんのうまいな…」
第2話ありがとうございました!
ここで終わるんだって感じですよねw
どうしても危機回避能力の高い太ちゃんを入れたくて…
今回はさのじんメインでした。
次はどのペアかな?柔ちゃんに幸あれ。
それでは´ω`)ノ