紫side
俺が桃くん達を拾ってからはや2年経った。俺は15歳。桃くんは17歳。青ちゃんと橙くんは14歳。黄くんは12歳。赤くんは11歳。
まだまだみんな成長盛り。桃くんと橙くんにはもう背を越されちゃってる。もっと伸びるんだろうけど…俺的には伸びなくていいかな、なんて思っちゃう。
今の生活はちょっとお仕事あるけど、幸せで楽しく暮らしてる。充実してるなぁ…今は朝!そろそろご飯作ろうかな…。今日は俺が当番だから!
桃「…おはよ。」
紫「うわっ…!」
いつの間にか桃くんが降りてきていたようだ。
桃「…そんな驚く、?俺影そんな薄い…?」
紫「ごめんねぇっ!ちょっと考え事してて!」
桃「そう…。」
ちょっとシュンってしてる桃くん可愛い。いつもはすごくお兄ちゃんらしくてカッコいいんだけど、俺の前だと弟のようで可愛い。
桃「紫ーくん、なんか違うこと考えてるでしょ…、」
紫「へ…?なんのこと?」
桃「あ〜…やっぱいいや。」
少しだけ桃くんが考えてること分かった気がするw…あとちょっぴり照れてる。可愛い〜。それから数十分でご飯が完成した。
紫「みんな起こしてくるね〜。」
コーヒーを呑んでいる桃くんに声をかける。さすがに呑むのはやすぎじゃない…?
桃「あいよ〜。お願いします。」
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in青の部屋
コンコン。
紫「青ちゃ〜ん?入るよ〜。」
ドアを開けると少量のよだれを垂らしてぐっすり寝ている青ちゃんが。うぅ〜…起こすの心苦しい…。
紫「ほら…青ちゃん起きて!」
布団をめくる。
青「んん…まだぁ寝るっ…」
そういって青ちゃんはまた布団を被った。
紫「あ…!もう…」
桃くんでも呼ぼうかな〜…一番起こすの上手だし。うん。もうちょっと寝かしてあげよう。さっ!次次!
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in赤の部屋
コンコン。
紫「赤くーん、入るよ〜?」
今度は赤くん!
赤「んん…?ぁ…紫ーくん、おはよぉ!」
ん”ん“!可愛い…守りたいその笑顔すぎて…
紫「おはよう、!朝ごはんできてるからね!降りておいで〜。」
赤「は〜い!」
よし、次は黄くん!
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in黄の部屋
コンコン。
黄「は〜い!」
紫「あ、黄くん!おはよう!朝ごはんできてるから下降りておいでね〜!」
黄「はーい!」
…次は橙くんかぁ…起きてるかな?
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in橙の部屋
コンコン。
紫「橙くーん…?入るよ〜?」
橙「ん…”」
紫「わっ…!」
部屋に入って橙くんの近くに行くと橙くんがベッドに引き寄せてきた。そのまままた橙くんは寝てしまった。…ほらこうなるぅ…
紫「ほら、!橙くん!起きて!」
橙くんの体をポンポンする。
橙「あ”…?んん…、あれ…?紫ーくんおはよう。」
紫「おはよう////、橙くん離してくれない…?」
橙「ん…?あぁ…ごめん。」
橙くんは名残惜しそうに手を離してくれた。
紫「橙くん、今度一緒に寝よっか。」
橙「…?分かった。」
あ、多分今の無意識だ。そう。橙くんは時々行動と考えていることが一致してない。多分、我慢してるってことに気付いてない。みんな甘やかそうとしてくれてるけどね…
紫「じゃあ下行こっか。」
橙「おん。」
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inリビング
橙「おはよ〜!」
桃「おはよう橙。朝から元気だな。…?紫ーくん、青は?」
紫「まだ寝てるんだ、桃くん起こしてきてくれない、?」
桃「オッケー。」
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桃side
in青の部屋
青のことを何度も起こしているからもう慣れた。青の起こし方は…
桃「青〜…起きろ〜、」
青「んん…、」
桃「あれ…?いつもの青くんはどこ行っちゃったかな、?頑張って起きれる人はどこかな〜」
青「ん…桃ちゃあ…?」
桃「そうだぞ〜。青くん、起きれたらご褒美あげるよ?」
青「ごほおびぃ?お菓子とかぁ、?」
桃「うん。買ってあげる。だから起きれるかな、?」
青「っん!青、起きる!」
桃「偉いなぁ、じゃっ、下行こっか。」
青「ギュッしながら降りるぅ…」
珍しいな、ここまで甘えることないのに。そう、青は眠いと子供のように甘える。ストレスからきてるんだろう。それか、今まで我慢してたものが溢れたのか。
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inリビング
ガチャ。
紫「青くん、おはよう。」
青「おはよぉ…!」
橙「起きれて偉いなぁ。」
青「んふふっ…青偉い、?」
黄「はいっ!偉いですっ!」
赤「偉いねぇ。」
みんな青の頭をナデナデする。俺はまだ抱っこしてる。青は幸せそうな顔してる。多分今日一日甘えただろうな。
桃「ほら、青。ご飯食べよっか。」
青「はーい!」
今日は幸い何もない日だった。よし、存分に青のことを甘やかすことができる。モグモグと食べている青を見ながら飲みかけで少し冷めてしまった、コーヒーを呑み干した。
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