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s.h
最近、仁人の様子がおかしい
よく橋を落とすし、手が震えている
それに 力が入らなくなった ような…
俺はスマホで調べていた
🔍 力入らない 病気
1番上に出てきた”ALS”という言葉に
俺は時が止まったようだった…
そんな時、仁人からグループLINEにメッセージが
「ごめん、ちょっと話したいことある」
過度に考えすぎなのか、と思っていたが
胸の鼓動が収まることは無かった──────────
y.z
事務所に着き、ドアを開ける
力が入りずらかった
曽野 あ…!じんちゃーん!
塩﨑 意外と早かったな
佐野 話あるんでしょ?座れよ
吉田 うん…ありがとう
俺が普段よりも暗かったのだろう
他のメンバーは顔を見合せていた
吉田 ごめん…本当に言いづらいんだけど
吉田 “ALS”っていう…難病になった
山中 え、っ…?
s.h
「ALSっていう…難病になった」
そんな仁人の言葉に俺は心臓を撃ち抜かれたような衝撃を覚えた
「俺、最近箸落としたり、手が震えたり…」
「力が、入りずらかったり…っ」
仁人の目に涙が溜まっている
『仁人、ゆっくりでいい』
仁人を安心させる為にそんな言葉をかけた
「…勇斗が、心配してくれたのに…っ」
「認めたく無かったから」
「突き放すようなこと言っちゃって…ごめん」
『そんなの気にしてない』
曽野 …ALSって、だんだん力が入らなくなったりして、最終的には…息も出来なくなったりする
っていう病気やんな
塩﨑 …え、
「…そう」
仁人は、自分の手を握りながら続けた
「今だって力が入りずらい」
「…もう、っ」
「踊れないかもしれない、って」
「歌えないかもしれないって思うと…っ」
『仁人、泣いていいよ』
『こっち、おいで』
まだ歩ける足で、ゆっくり仁人は俺の方へ来た
『辛かったな…』
優しく仁人の事を抱きしめると 今まで我慢していた涙が溢れたように見えた
「うあ、っ…」
「うわぁああぁ…っ」
俺の腕の中で声を上げて泣く仁人を見て
俺も不意に涙が溢れてきた
『っう…っ』
この時、仁人の事を支えていかないといけない
そう、4人で心に誓った
3話 end
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