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るしゅ
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読み終えました!井萌さんの「いえーい☆」で飛び出す元気な登場シーン、めっちゃ好きです。でもその後の観葉植物の下に盗聴器と置き手紙…あの不気味な静けさとのギャップがゾッとしました。行本優愛が絡む伏線も気になるし、続きが待ち遠しいです!
今日は嫌になるような暑い朝。いつも通り朝食を食べながらニュースを見る。『地球外生命死体が…』そう聞こえてくる。嫌な事が起きる予感がしている。
案の定、朝から呼び出された。この前事件が終わったばっかだってのに。1週間前に鈴原千夏殺害事件、鈴葉野々花殺害事件、鈴葉柚菜暴行事件(前作では山末暴行事件)が解決した休み明けであった。
「みんな!今日の事件は殺人事件だ!」
殺人現場に似合わない大声でみんなに呼びかけている。捜査一課が呼び出されてるんだからあらかたみんな殺人事件だと思っているだろう。
「今回の犯人はこの前脱走した地球外生命死体だと思われている!」
「なぜですか。はやすぎません?」
「現場に地球外生命死体のDNAが残されていた。そして、地球外生命死体のものと思われる黄色い血が流れていた。あれは絵の具ではないそうだ。」
そこまで話されると口々に近くの人と話し出す。全然話が進まないので声を張り上げる。
「それで何をしたら良いんでしょうか。」
「3つの班に分けてA班は被害者家族や隣人など関係者から聞き込みと念の為アリバイ確認B班は地球外生命死体の追跡C班はヘルプだ。C班は一旦各々で動いてくれ。」
僕はC班らしい。この前の井萌と山末を連れてこいとでも言っているんだろう。とりあえず井萌の探偵事務所に向かってクルマを走らせる。
井萌の探偵事務所に着くと目の前にはレトロな感じの家のような物が建っていた。看板には大きく”井萌探偵事務所”と書いてあり、その左上には”どんな事件もすぐに解決!”と緑の字で描かれていて、その右隣には謎のさつま芋の絵が描かれている。事務所の前の階段を上がり、インターホンを押さずにドアを開け、中に入る。
「おい、井萌。どこだ。」
玄関扉を開け、井萌の探偵事務所に入ると誰もおらず、静かに観葉植物が揺れている。
「風…?」
観葉植物の右の方にある壁から少しだけ風が吹いている気がする。壁のほうに近づくと中から何かが飛び出してきた。と思ったら、それは井萌だった。
「いえーい☆驚いたー?」
「いちいちうるさいな挨拶くらい普通にしてくれ」
「ごめーん☆無理☆」
「それで今日は…」
事件の協力を仰ごうとした時井萌に遮られる。
「地球外生命死体の事件でしょ?」
なぜわかる…
「そうだ。」
「別に協力してもいいけどこっちの事件も協力してくれることが条件ね。」
「こっちの事件というのは探偵で調査してる事件か?」
「そうだよ。この前の行本優愛っていたでしょ?いろんな人に嘘を吹き込んでいろんな人を犯罪者にしてるんだ。行本優愛に嘘を吹き込まれて暴行事件や詐欺事件酷いときは殺人事件を起こしてる人が10人ほどいる。三田影とも関わりがあったらしいんだ。警察に協力を仰ぎたいから一緒に言いに行ってくれない?それで警察が協力してくれるようだったらそっちの事件も協力する。どうかな。」
「わかった。明日言いに行こう。もしかしたらすぐに人員をたくさん動かすことはできないかもしれないがそれでもいいか?」
「大丈夫だよ。じゃあそれで。」
協力してくれるようだ。後は上司の匙加減。
「そういえばお前観葉植物好きだっけ?」
「え、何のこと?そんな事ないよ別に買ったりしてないし。」
「じゃあ、あれは何だ?」
事務所に入った時に目に入った観葉植物を指差す。
「え、何あれ」
急いで中身を確認すると土のなかに盗聴器があった。植木鉢のしたには置き手紙もあった。その手紙には”お前らは許さない覚えてろ。 鈴葉柚菜”と乱暴に書かれていた。
「これはやばいな。この件も警察に相談しよう。」
「そうだね。それじゃあ。」
井萌と別れ車を走らせて家に向かう。