テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
これは、大人気アーティスト、Mrs. GREEN APPLEの裏の顔。
カクシゴトとは、一体?
それは、他愛もない、いつも通りの平和な日常を送っていた時のおはなし。
大森と若井は、いつものようにミセスのリハの後に家に集まる。
その家は決まって若井の家。椅子にかけっぱなしの上着、出しっぱなしの漫画、綺麗にされたギターにアンプ。大きなテレビに、お洒落な机。どれも、見慣れた光景だった。
m「ただいま〜」
h「いや、ここ元貴の家じゃないでしょ笑」
m「え〜?もう第2の家みたいなもんでしょ」
そう、冗談を交えながら家にあがる。
手にはコンビニの袋。おつまみと缶ビールが何本か入っていた。
大森は慣れた手つきで机に袋の中身を出す。勝手に冷蔵庫をあけ、調味料を漁る。
m「よし、準備終わり!!!ということで……かんぱ〜い!!」
h「かんぱい」
同時にグビっとビールを飲んだ。毎回こうして同じビールを飲むのに、なんだか毎回違う味に感じる。
もう何時間経っただろうか?大森も若井もだいぶ酔いが回ってきた。
だが、大森のほうが……
m「んへへぇ、……♪おさけおいし、ぃ……♪」
明らかに、酔っている。いつものあの、ふざけている中にある真面目さは、微塵も感じられなかった。あの繊細な大森が、自分の飲める量を見誤るなんて。一体どういうことだろうか?
h「こら、元貴。飲みすぎ。もうダメです!」
m「あぁ、!!! おれのおさけ!かえして!!」
h「返しません!!!!!」
m「ひどいぃーっ!!」
大森の動作ひとつひとつが、酔いでぜんぶスローになっていた。反応もまるで遠くにいるみたいに、少したってから反応する。いつもあんだけ即答するくせして。
h「元貴?」
m「…んあ、……なあにぃ、?」
h「やっと返事した笑ポテチあるけど、元貴食べる?」
m「…たべるぅ!!」
h「はいよ笑」
そんな会話 を、ずっと続ける。若井は、 それが楽しかった。
もし、お酒の力だったとしても。大森が笑顔で構ってくれる、その時間が宝物だった。
この時間が、いつか壊れてしまうかもしれないから。
今、大森が横で笑っている事実を毎日毎日噛み締めて生きていく。
それが、若井にできる精一杯の我慢だった。
「ねえ、元貴。俺たちって、”トモダチ”だよな」
何気なく投げたその言葉は、大森の耳には届かなかった。
若井はその言葉を、大事に、壊さないように、心の奥にしまいこんだ。
h「ちょっと元貴、もう寝なよ。流石に酔いすぎ。」
m「ん〜……」
若井はなんなんだ?と思いながらも、大森から目線を外さない。というか、外せない。
その時、大森が若井の肩に頭を預けた。
m「一緒、ねよ………なんか、さみしい」
若井は一瞬、もう言ってしまおうかと思った。 でもその考えは直ぐに飛んでいく。
h「はいはい。一緒に寝たげるから、いくよ」
m「……はぁい、…」
大森は、一瞬。ほんの一瞬だけ、若井に気づかれないように、悔しそうな表情をした。
朝、洗面台の前に2人並んで立つ。
若井の家には、いつ泊まってもいいように、大森専用の歯ブラシが置かれていた。
ふたりして寝癖がつきまくってて、大森は半分寝ながら歯を磨いていた。
h「元貴、ちゃんと歯磨きな?歯ブラシ落ちるよ」
m「ん〜………わかってる……」
大森は、いつも朝起きてすぐに自分の家に帰る。だが、今日は違った。
今日は、レコーディングの日と被っていたのだ。 レコーディング現場は、若井の家からは近く、大森の家からは遠かった。
そこで、大森は思いつく。家、帰んなくてもいいんじゃね?と。荷物は揃っているし、後は着替えるだけじゃん、と。
そこで、大森はひとつの問題にぶつかる。
……【着替える】…?
いや、どうやって。自分の服は、現在洗濯機の中。いつも泊まるからパジャマはあるが、ちゃんとした洋服は置いていないことに気づく。
m「帰んなきゃか…?えぇ、…めんどくさ…」
悩みに悩んだ末、最適解にたどり着く。
《彼シャツすれば》
︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎若井に借りれば いいんだ、と。
大森は、気兼ねなく言う。
m「ねぇー若井、家帰るのダルいから洋服貸してー。なんでもいいから!」
h「…え?」
その言葉は、静かに若井の心を貫いていた。
見てくれてありがとうございますっ
初ノベルなので変だったかもしれません!!
なにかご指摘あればなんでも言ってください!
次回、お楽しみに!!