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朝の9時。
さっきご飯を食べ終え、何をしようか悩んでいたところに
「やっほーー!遊びきたよー!!」
ものすごい大きな声で思わず植物が揺らいでしまう勢いのある声、そう。
ひまりが来たのだ。
「暇だから遊びきちゃった★」
なんて言うひまりに呆然としてしまっていた。
ひまりが容赦なく私のベッドに上がってきた。
普通に考えてやばいやつだなって内心思っていた。
…顔に出てたかも知れない。
そのときひまりが言った。
「ちょっと外でよーよ!外の空気、気持ちいいよ。」
急になんでだろう…数カ所の骨折で済んだからいいのだけど…
「…うん」
そのまま二人で横並びで歩いた。
友達と横並びで歩くのは…初めてかも知れない。
どうでもいいことを考えているうちに無言のまま、病院の入口を通り抜けていた。
そんなことを気にしていないような素振りで
ひまりは口を開いた。
「どう?外の空気は。」
外に出るのは…
ちょっと久々かもしれない。
…前は外に出たくなかった。
なぜか、怖かった。
何処にも行きたくなかった。
だけど行かなきゃいけなかった。
だから私の
居場所は無かった。
なのに今の外はまるで、『こっちにおいで』と優しく手を差し伸べているような気がした。
何故だろう。
同じ外なのに。
何かが違うような気がする。
ひまりは、あそこのベンチに座ろうと優しく声をかけてくれた。
ここのベンチは日陰で少し涼しげだった。
ひまりは言った。
「…あかりは、勉強してる?」
変な質問に唖然としていた。
正直、全くしていない。
内心焦ってもいるけど、する気も起きない。
でも私も中2
…だからそんな言い訳通用もしない。
「…してない」
ひまりはどこかホッとしたような顔で話した。
「だよね〜!!私も全くししていない!」
…ひまりもしていないんだ。
私の心いるひまりは完璧的なイメージで成り立っていたから。
少し
安心した。
ちゃんとこの子も人間なんだって。
「てか、私たちちょっとやばめかも、将来が心配だね〜!笑」
…将来なんて考えてなかった。
これですべて終わると思っていたから。
失敗するなんて思いもしなかった。
私は思わず言っていた。
「…ひ、ひまりは、何になりたいの」
ひまりは少し、涼しげで、どこかぎこちない笑顔で言った。
「そ、それは〜、まだ内緒!!いずれ…、」
髪の毛をくるくる遊んでいた。
そういえば、ひまりって髪の毛長くて、綺麗で正直羨ましいと思っていた。
ひまりといる時間は、
ほんの少し、
短く感じる。