テラーノベル
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「ひつ…じ?」
女の人には渦を巻いた立派なツノが生えていたんだから。
「私はハイチ•メイノ。よろしく…って。君にはツノ、ないんだ。」
「え、…あ。そんなにツノって…大事なんですか?」
「大事っていうか…みんな生えてるからね。それぞれどんな形でも。」
悪気があったわけではないのだろう。だけど『みんな生えてるからね。』その台詞は僕の心を軽く、深く抉った。
僕はみんなとは違う存在。劣等感。同じになれたなら。自認があったなら。知識が────
「もしもーし!!」
「…っは!」
「大事そ?自分の世界入ってた系?」
「緊張してるんだよ!!!私もそんな感じだった!!懐かしい!!」
「ショーテが?…まぁそれは置いといて…新人さん。お名前は? 」
「ミス…ミスター。」
「そ。いい名前だね。ショーテがなんかしちゃってたら謝るよ。こういうやつなんだ。許してやって欲しい。」
羊の人…名前はハイチ…だったか。この人はなんだかすごくいい人みたい。丁寧で芯がある。
あのクソダークエルフとヘッドホン牛と違って。
「今なんか考えたでしょーー!!」
「いや…なにも。ふっ。」
「笑った!!やっぱそうなんだ!!!ハイチ!!こいつ性格悪いんだけど!!」
「笑わないよりマシだろ。」
「まぁ…そうかもだけどさぁ…」
✧• ──────────── •✧
こうして僕の奇妙な研究所生活が始まった。
雪だるまひとひと💙
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シヴ🐦⬛
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リユ
コメント
1件
「みんな生えてる」の一言で、主人公の劣等感がグサッとくる描き方、すごく好きです。ハイチ・メイノの落ち着いた優しさと、ショーテの賑やかさの対比もいいアクセントになってる。異形の種族の中に人間が一人って設定、世界観の広がりを感じさせますね。続きが気になります!