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カエデコンテスト投稿作品。
海に行きたい。
そう言い出したのは誰だったか。いやもうそんなことどうでもいいんだけど((
「初兎ちゃんはやく!!」
何故か異様にテンションの高いほとけっち。ほら、初兎ちゃん木陰でTikTok見始めちゃった。
「ニッキニキにしてあげる(`✧ω✧)キュピ-ン」
ほら兄貴、ほとけっちに呼ばれてるよ((
「確かにテンション上がるのも分かるけど…www」
りうっこなそこのほとけさん、貴方の推しが苦笑いしてますよ。
「いや皆テンション低くない?!?!上げてこ??」
「なんか面白いことしたらテンション上がる」
いふまろのそんな言葉から始まる青組の喧嘩。
「何これおもろ、草生えるわ」
初兎ちゃんも木陰で陰キャかまさない。
「んなこと言ってるないちゃんも1歩も動いてないじゃん」
「てかアームカバーにサングラスに日傘とか完全防備すぎやろ、ないこ」
こちとら焼けたら肌が痛くなるんじゃ。
まぁ、そんなこんなふざけていたらもう日は暮れて。まぁ元々黄昏時に来たからあんま時間は経ってない。
それじゃあ、最後の一仕事終えますか。
「5人とも並んでー、写真撮るよー…おけ!撮れた!」
そして俺は帰路に着く。
もう吹っ切れた。
帰りのコンビニで先程撮った写真をカラー印刷し、眺める。
「…綺麗な海。」
𝐹𝑖𝑛.
死ネタだけどほのぼのに見える話。