大量の食器による、食事会も終わり、安定した毎日を送っている。渡辺は、それでいいが、宮舘が面白くない。
渡辺に会う日が減ったから。
誘えば、食事には来てくれる。
だが、会いたいと思っているのは、宮舘だけなんじゃないかと思ってしまう。
宮舘ー翔太、今夜、食べに来て?
渡辺ーん〜、分かった。
宮舘ー何か用事ある?
渡辺ーサウナ行こうって思ってた。
宮舘ー美味しいもの作るから。
渡辺ー分かった分かった。
ところが、やって来たのは、渡辺だけじゃない。菊池風磨も一緒だった。
幸い、多く作ったから、3人食べるには充分だった。
1日1食の渡辺には、たくさん食べて欲しい。
風磨もたくさん食べた。
渡辺ーもう、お腹いっぱい。
風磨ー俺も、いっぱいです。
渡辺ーじゃあ、行こうか?
風磨ーん。
宮舘ーちょっと、どこへ?
渡辺ーサウナ。
宮舘ー今から?
渡辺ーいつも、こんなもんだ。
宮舘ー話あるから戻って来て?
渡辺ー分かった。
風磨とは、サウナを出たところで別れた。渡辺は、再び、宮舘の家に向かっている。
渡辺ーきたぞ〜。
宮舘ー平気な顔で来れますね。
渡辺ー何か?
宮舘ー風磨が一緒って聞いてないけど?
渡辺ー合流したときに、お前から、連絡が入ったんだ。急に断れないだろ?
宮舘ーいつも、一緒じゃない?
渡辺ー悪いか?
宮舘ー俺を優先する気はないのね。
渡辺ーそれ以上、愚痴言うなら、帰るけど?
宮舘ー分かりました、言いません!
渡辺ーで?話って?
宮舘ーそう言えば来るでしょ?
渡辺ーない?話あるからじゃない?帰る。
宮舘ー待て待て待て。
渡辺ー信じられんわ。アレのためだけに呼び戻すなんて。
宮舘ー大事じゃないですか!
渡辺ーいくら、恋人でも、アレのために一緒にいるんじゃない。
宮舘ー遡ればいつでしたっけ、前に愛し合ったの?
渡辺ー知らんわ!離せ、帰るから。
宮舘ーお願いします!
渡辺ー涼太、離せ!
宮舘ー翔太〜。
宮舘は、情けない顔をして正座している。
渡辺はソファに座り、サウナで整ったのになぁ。と思っている。
宮舘ー愛してれば、触りたくなるし、繋がりたくなるし、翔太はならないの?
渡辺ーならん。
宮舘ー俺のこと、好きじゃないの?
渡辺ーんもう!ややこしい奴だなぁ。嫌いな奴と、俺がすると思う?
宮舘ー翔太!
渡辺ー抱き潰す気か!分かったから離せって。
宮舘ー10日に1回くらいじゃ、不安になるんですよ!もうちょっと、増やしていただけたら嬉しいです。
渡辺ーん〜、じゃあ、もう1回くらい?
宮舘ーえ〜。
渡辺ーあっ、気に入らない?
宮舘ーいいえ!それで結構です!
渡辺ーお前、しつこいからなぁ。
宮舘ーたった1回や2回じゃ、いっぱい愛してあげたいです。
渡辺ーいらんわ。
宮舘ーあの食器を使うときは、1週間に1回くらいだったけど、あれが夢のような時間だったなぁ。
渡辺は、照れてるわけじゃなく、ホントに必要ないと思っている。
下になる者の身にもなってみろと言いたい。
渡辺ーえっ、今から?
宮舘ーだめ?
渡辺ー雰囲気も何もないな。やれればいいのか?
宮舘ー翔太は、耳元で愛してるって言われたい?
渡辺ーやめぃ!
宮舘ーじゃあ、雰囲気なんか関係ないじゃない。
渡辺ー・・シャワー行ってくる。
これでも、2人は恋人同士なのだ。
幼馴染みとは、こんなこと出来ないと渡辺は言った。
ただ、「好き」とか「愛してる」とか、言わないけど。
シャワーから、出て来た渡辺をポケ〜っと見ていた。
渡辺が睨む。慌てて宮舘もシャワーに行く。
ソファで渡辺が水を飲んでいる。
ペットボトルを取り上げてキス。
渡辺も嫌がらない。宮舘の首に手をかけキスに応える。
宮舘ーベッド行かない?
渡辺ーここでいい。
宮舘ーじゃあ・・。
熱いキスして渡辺を抱きしめる。
ちゃんと応えてくれる。
宮舘ー翔太、好き。
渡辺ー知ってる・・はぁ・・。
渡辺ーんっ・・あっ・・それ・・いい・・涼太・・もっと・・。
宮舘ー翔太・・言いましたね。
渡辺ー痕はつけるな・・はぁはぁ・・あっ・・いい・・。
宮舘ー綺麗・・。
渡辺ー殴る・・ぞ・・。
宮舘ー翔太・・愛してる。
渡辺ー分かって・・る・・。
宮舘ーたまには言って?
渡辺ー言わな・・い・・はぁはぁ・・。
渡辺ーいい・・いい・・はぁはぁ・・突いて・・涼太・・。
渡辺ーあっ・・でる・・でる・・涼太・・あっ・・はぁはぁ・・。
宮舘ーもう一度?
渡辺ーだめに決まってる。
明日は朝からだからと渡辺は帰って行った。
宮舘は寂しい、渡辺はあっさり帰って行った。寂しいと思うのは宮舘だけな気がする。
目黒を筆頭に、風磨にも渡辺を取られてると思うのだ。
もちろん言えば怒るだろう。
だから、宮舘はスケジュールを眺めて、渡辺を誘える日を探している。
コメント
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ん〜、何か舘さま雰囲気変った🤔🤔🤔 よく正座させられているし、俺様もみないけど…😅😅
もうちょっと言葉にして安心させてあげてよー😂❤️💙