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あの一件があってからというもの。
部活で影山裙に話しかけられることが増えた。
「 花城さん。サ ー ブトス見てもらっていいですか? 」
「 もちろんっ! 」
内容はほとんどバレ ー のことだけど、たまにプライベ ー トの時もあった。
私としては頼ってくれて凄く嬉しい。
「 くそっ、影山のやつ … 最近やけに花さんと仲良くねぇか? 」
「 そ、そうだね … 」
「 ほっときなよ。あんなやつ 」
同時に、コソコソと噂されることも増えた。
私は平気だけど影山裙がいい気はしないと思う。
この原因がもし私だとしたら、どうにかしないと。
「 花城さんっ、どうすか? 」
「 ん ~ 、もう少し腕を … 」
「 こうすか? 」
「 そうそうっ、上手上手 … ! 」
アドバイスをして、影山裙がアドバイス通りに出来ていると褒める度に影山裙は表情を明るくさせた。
「 … 」
ただ、影山裙以外のみんなは顔が怖くなった。
大会が近い訳でもないのにピリピリした雰囲気が少しだけ怖い。
「 澪ちゃん。マネ業のお手伝いお願いしてもいい? 」
潔子さんにそう声をかけられて慌てて駆けつけた。
「 澪ちゃん最近影山と仲良いね 」
救急箱の中身を整理している時にふと潔子さんがそう言った。
「 え、あ、実は先日お話して仲良くなったんです 」
隠すほどのことではないと思った私は躊躇うことなく言った。
「 そう。澪ちゃんなんだか楽しそう 」
「 え? 」
私はなにも変わってないと思うけど … 。
「 もうすぐで夏休み強化合宿もはじまるし、楽しみだね 」
夏休み、強化合宿 … 。
「 そうですね … 」
「 集合 」
澤村さんの招集が掛かり、ミ ー ティングが行われた。
「 で、最後に。夏休みにやる強化合宿について説明しておく 」
「 っしゃ!龍!強化合宿だって! 」
「 綺麗なマネに会える … 」
ふふっ、みんな嬉しそう。
「 合宿期間は8月1日から21日までの3週間だ。参加校は烏野、青城、白鳥沢、稲荷崎、音駒、梟谷の6校。合宿中は勉強会もするらしいから、夏休みの宿題や勉強道具は持ってこいよ 」
「 げ ~ 」
「 もちろん。期末テストで1教科でも赤点をとった場合は合宿に参加出来ないからな 」
「 え、 」
澤村さんの言葉を聞いた田中裙、西谷裙、影山裙、日向裙がショックを受けたように立ち尽くした。
「 ぐぁぁぁ … 誰か勉強を教えてくれ … 」
「 お前、自分の力でやれ 」
「 うっせぇ! 」
「 ? … 頭いいと言ったら、花城成績いいだろ? 」
ふと澤村さんがそう言った。
「 え? 」
「 そうなんですか!?教えてください! 」
すると、日向裙が頼み込むようにして頭を下げた。
「 い、いや、私は全然 … ! 」
「 花城学年1位でしょ 」
え、縁下裙まで … 。
「 でも … 私人に教えるのとか全然上手じゃないし … 」
「 やれるだけやってみたらいいんじゃない? 」
優しい笑顔を浮かべてそう言った潔子さん。
「 わかりましたっ、やってみます … !」
「 よっしゃ! 」
「 おい!卑怯だぞ! 」
喜ぶ日向裙とは裏腹に、影山裙は顔を赤くさせて怒っていた。
「 ふふんっ 」
「 っ、花城さん!俺も! 」
「 え? 」
影山裙も … ?
「 影山。だめ 」
影山裙を止めるように入ってきたのは縁下裙。
「 花城も自分の勉強があるのに2人も教えられないでしょ? 」
縁下裙は優しいなぁ … 。
影山裙はあからさまに視線を下げて落ち込んでしまった。
「 わかりました … 」
「 影山裙 」
分かりやすく落ち込む影山裙に声をかける。
「 影山裙はできるってところを見せて。期末テストの結果、楽しみにしてるね 」
影山裙は、人よりお勉強が苦手なだけでできる子だもん。
自分の力でどれぐらいできるか見てみよう。
「 … !はい! 」
☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。
__ 期末テスト2週間前
「 日向裙、放課後時間ある? 」
朝練のお片付けをしている日向裙にそう声を掛けた。
「 え?まぁ … 」
今日は夕練がないから少しだけ空き教室を借りてお勉強したい。
「 なら放課後にお勉強道具を持って1階の空き教室に来れる? 」
「 わかりました! 」
「 ありがとうっ 」
放課後になり、あっちゃんやお友達に手を振って教室を出た。
そのまま1階に降りて行く。
「 おいっ、見ろよ 」
廊下には1年生が沢山いた。
「 わっ … かわいい … 」
変にジロジロ見られるな … 。
気にしたら負けだ … !
「 あれ?花城さん? 」
… え?
聞き覚えのある声に、振り返る。
「 山口裙?月島裙も … 」
無邪気な笑顔で駆け寄ってきた山口裙に笑顔を返す。
「 これから帰るの? 」
「 はいっ、! 」
ふふっ、子犬みたいっ。
「 そっか、気をつけて帰ってね 」
「 えっ 」
山口裙が顔を赤らめた。
「 わっ、ご、ごめんね … ! 」
無意識に頭を撫でてしまったようだ。
「 だ、大丈夫です … 」
山口裙は恥ずかしそうにして目を逸らした。
「 あっ!は ー なし ー ろさ ー ん!!! 」
大きな声で名前を呼ばれ、反射的に振り向く。
「 日向裙 」
日向裙がこっちに向かって大きく手を振っているのが見えた。
「 あれ?山口もいんの? 」
「 まぁ、うん。今から帰ろうと思って 」
日向裙と山口裙が話しているところは、なんだか子犬が話しているように見えて、かわいく思えた。
「 ふ ~ ん 」
「 ほら山口。さっさと行くよ 」
「 あっ、待ってよツッキ ー !じゃあ日向、花城さん!また! 」
「 おう! 」
「 またね、山口裙 」
山口裙は月島裙に置いていかれそうになりながら、走って帰っていった。
「 花城さん 」
「 あ、それじゃあ行こっか、日向裙 」
「 … はいっ! 」
日向裙は嬉しそうにしながら私の隣を歩いた __ 。
ガラッと空き教室を開けた。
「 よしっ、ここでやろっか 」
「 誰もいませんね 」
前の方の席に荷物を置く。
「 ここは基本誰も使わないところなの。だから、何かあったときはいつもここに来るんだよ 」
ここは1年生の時に見つけた空き教室。
泣きたい時や落ち着きたい時にここに来ると、なんだか心地よくて、すぐに心が浄化される。
風当たりもとってもいいんだ。
「 そうなんすね 」
「 あ、ちなみにこれ。日向裙にしか言ってないから。他の人には秘密ね 」
「 う、うっす … 」
日向裙は私の隣の席に荷物を置いた。
「 あの … 今日は … 」
「 お勉強会。今のうちに課題済ませておこう?私も一緒にやるから 」
「 … !はい! 」
日向裙は目を輝かせて大きな声で返事をすると、嬉しそうにしながら鞄からお勉強道具を取り出した。
「 やる気でた? 」
「 はい!今回のテストはなんだかいい点が取れる気がします! 」
「 ふふっ、気が早いね 」
やる気が出た日向裙に習って、私もお勉強頑張らなくちゃっ。
遅くなってすみません🙏🏻💦
出せてなかったので今日出しました‼️
アンテナぴこぴこ
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