※最初に掲載した注意書きと前提をよくよくご覧の上、読み始めてください。
※途中でも「合わない」「解釈違い」と思ったら、即座にブラウザバックしてください。
※甚だしい捏造
※実在の人物、団体とは一切関係ありません
※書いている人間の妄想癖がひどいです。
※以上をふまえて大丈夫な方のみおすすめください。
ワンクッション
超技術を持った謎の生命体であるクリスタルの暴走を止めるため、グルッペンとエーミールは都市の地下深くにある深層を目指していた。
思いもかけず人類存亡の機に直面している事態に、さすがのエーミールも不安は隠せない。
だがそれは、心配無用と言い放ったグルッペンもおくびにも出さないだけで、不安であることには変わりない。
グルッペンの判断や一瞬の迷いが、最悪の事態を招くというプレッシャー。
大丈夫、大丈夫だ。
私はーー選ばれたのだから。
グルッペンは何度も自分に言い聞かせる。だが、同時に不安も湧き上がる。
核融合炉までぼ長い長いエレベーターの中で、二人きり。
計画に問題はないとしても不安が拭えないグルッペンは、おもむろにエーミールの体をエレベーターの壁に押し付けると、いきなりキスで唇を塞いだ。
「ンん”ッ?! ンッ……!」
この場に及んでふざけているのかと、エーミールは怒りに任せてグルッペンの掴む手を振り解こうとした。
だが、エーミールの手を掴むグルッペンの手が小刻みに震えている事に気付き、エーミールは動きを止めた。
らしくないグルッペンの緊張する様ではあるが、事が事である。グルッペンとて不安に思うのも無理はないだろう。
エーミールは再び目を閉じ、グルッペンの気が済むまでキスを続けさせた。
「……続きはこの戦いが終わったら、だ」
「…フラグだな……。世界のためにも、ジェルジンスキー博士と共倒れになってこい」
ようやく解放された唇を、エーミールは忌々し気に手の甲で拭った。
【続く】
コメント
15件
異emさんって...えろだよね(?)