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#リゼロ
すず
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第75話『九雄の時代』
黒龍城。
終戦から七日後。
王城の大広間には、各国の王や将軍たちが集まっていた。
この日。
中華の歴史を変える会議が開かれる。
黒司は玉座の前へ立つ。
王冠を静かに外し。
全員へ向かって深く頭を下げた。
「私は。」
「第22代黒龍王・黒司。」
「この戦争を引き起こした責任を取り。」
「本日をもって王位を退きます。」
広間は静まり返る。
黒司は振り返り、一人の青年を呼んだ。
「蒼龍。」
蒼龍がゆっくりと前へ歩く。
黒司は王冠を両手で持ち。
息子の頭へ載せた。
「これより。」
「お前が国を導け。」
蒼龍は静かに跪く。
「謹んで、お受けいたします。」
その瞬間。
李丙が高らかに宣言する。
「ここに!」
「第23代黒龍王・蒼龍陛下の即位を宣言いたします!」
場内から大きな拍手が響く。
黒龍国に。
新たな王が誕生した。
続いて李丙が前へ出る。
「私からも発表があります。」
全員が耳を傾ける。
「本日をもって私は黒龍国総司令官を退任いたします。」
蒼龍は頷く。
「長年、本当にありがとうございました。」
李丙は微笑む。
「これからは。」
「中華全体のために尽くします。」
王翦が尋ねる。
「中華全体?」
李丙は頷く。
「各国の合意により。」
「新たに『中華連合』を設立します。」
「そして私、李丙が初代中華連合会長を務めます。」
各国の代表たちは異議なく頷いた。
その後。
蒼龍が新たな人事を発表する。
「黒龍国総司令官には。」
蒼厳が一歩前へ出る。
「蒼厳。」
「お前を任命する。」
蒼厳は深く頭を下げる。
「謹んで拝命いたします。」
蒼龍は続ける。
「引き続き。」
「四天王筆頭も兼任せよ。」
「必ずや、新しい国を支えてみせます。」
蒼厳の声は力強かった。
その時。
光金王が立ち上がる。
「私からも提案があります。」
全員が視線を向ける。
「これまで。」
「虹国、黒龍国と呼ばれてきました。」
「しかし。」
「新たな時代の始まりとして。」
「国号を改めたい。」
蒼龍は笑顔で頷く。
「私も同じ考えです。」
光金王は宣言した。
「本日より。」
「虹国は**『虹』**とする。」
続いて蒼龍が宣言する。
「そして。」
「黒龍国は**『龍』**とする。」
場内から大きな拍手が湧き起こる。
王翦が静かに口を開く。
「これで中華は。」
「新たな時代へ進む。」
李牧も頷いた。
「ええ。」
「九つの国が互いに支え合う時代です。」
李丙は壇上へ上がる。
そして、高らかに宣言した。
「本日をもって。」
「中華の九雄をここに定めます。」
秦。
趙。
韓。
斉。
楚。
魏。
燕。
虹。
龍。
「以上九国を。」
「中華九雄とすることを、ここに宣言します!」
盛大な拍手が鳴り響く。
なおきりはじゃぱぱとシヴァを見て笑った。
「俺たちの戦いは。」
「無駄じゃなかったな。」
じゃぱぱは笑顔で拳を突き上げる。
「もちろんや!」
シヴァも静かに微笑む。
「これからが、本当のスタートだね。」
こうして。
戦乱の時代は終わりを迎えた。
そして。
九つの国が手を取り合う、新たな「九雄の時代」が幕を開けた。
コメント
1件
第75話、読み終えました。 終戦から一転、王位継承や中華連合設立、国号変更と、世界の枠組みそのものが静かに、しかし確かに塗り替えられていく感覚がたまらなかったです。黒司が自ら王冠を外して頭を下げ、息子に託すあのシーン、ものすごく重くて美しかった。父としての覚悟と信頼がにじみ出ていました。 九つの国が「九雄」として並び立つ新しい地図——これからどんな物語が紡がれるのか、設定好きとしては続きが待ち遠しいです。