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お土産を1人タッパー3個ずついただいて帰った。
辿り着いた寮の部屋で吟味する。
内容はこんな感じ。
○ アジフライとシイラフライのセット
○ ソウダカツオのツナ缶風オイル煮込み
○ 生わかめ
この中の特選品は、先生曰くソウダカツオだそうだ。
「明日くらいに出して、マヨネーズと和えたりして食べてみて下さい。市販のツナ缶と、また違って美味しいですよ」
との事。
個人用の小さい冷蔵庫にしまって、一息ついた時。
スマホが鳴った。未亜さんからのSNSだ。
『図書館2階ホール』
そう場所だけ書いてある。
何だろう。
そう思いつつもTシャツを着替え、外用のデニムパンツに履き替えて。
ディパックを左肩にかけて、部屋の外へ。
図書館と学園事務局がある建物の2階のホールに着く。
ここは妙な彫像とベンチ、学園関連の写真や資料が置かれている。
基本的には平日でも人がいない。今日のような連休の中日なら、勿論人がいないのが普通。
しかし今日は、片隅のベンチに座っている小柄な姿があった。
未亜さんだ。
帰ってきた時の服装のまま、1人で座っている。
僕が来た気配を感じたのだろう。
顔を上げて口を開く。
「呼び出して申し訳無いのですよ」
そう言って、未亜さんは小さくため息をついた。
「ここ位しか、冷房が効いていて人が少なくて話が出来る場所を知らないのです。そんな訳で、妙な場所に急に呼び出してしまって申し訳無いのです」
何だろう。元気が無い。
またため息をついている。
「どうした?」
「我ながら、今日の私はなっていないのです。わかっているし反省もしているのですが、駄目駄目なのです」