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〖あと29日〗
結局その日は夜まで永琳の家にいた。
家に帰れば、きっと霊夢がいる。
例えそうでなくても、1時間に1回、短ければ30分に1回の頻度で私の家を訪問しているに違いなかった。友が私を心配してくれている、それは喜ぶべきだと分かっているのだ。だが、霊夢に何を話せばいいのか。本当の事を告げるのか、それとも隠すのか。隠すとして、どう言い訳するのか。私はどうしたら正解なのだろうと考えていた。すると永琳が、
「今日はここに居ても構わないわ。
何かと大変だろうから。」
と気を利かせて言ってくれたので、甘えることにした。
今は私の家。霊夢と話さなくてもいいように
夜遅くに帰り、そのまま眠っていた。
昨日のことが嘘だったんじゃないだろうか。そう思いたい。だって体調悪くないし。むしろしっかり休めたお陰で気分爽快だった。
その時、
「魔理沙…?いる…?」
縋るような声がドアの向こうから聞こえた。
悩んでいても仕方がない。大丈夫だ。
そう言い聞かせ、いつもの笑顔を装い、私は戸をあけた。
「おう!おはようさん!」
笑顔な私に驚いたのか、彼女は固まった。
「どーしたんだぁ?れい┈┈┈┈」
私が言い終わらないうちに、霊夢は私に抱きついた。強く、強く、でも、その手は、その腕は震えていた。こんな霊夢を見たのは初めてで、かなり戸惑った。
「霊夢?」
何も言わずに抱きついている霊夢に、優しく声をかける。
「よがっだぁ!じんぱい”じだん”だかりゃ!ぼんどに、よがっだぁ!」
顔の下で、子供のように泣きじゃくる声が聞こえた。
「じんじゃっだがど、おもっだぁ!」
「!」
その言葉に、私は心臓を射抜かれたみたいだった。そうだ。あれは悪い夢でも冗談でもなく、紛れもない真実。…私は死ぬのだ。
そう、私は…
「死ぬ訳ないだろー?あの世は退屈そうだ」
そう言ってニンマリ笑えた。
いつの間にか顔を上げていた霊夢が、その言葉を聞いて、心底ほっとしたように笑った。
霊夢のこんな表情を見たのは初めてだった。
…体調は悪くないのに、胸が傷んだ。