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とりぴぃ〜
67
#おんりー
のなな
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この物語はフィクションです。実在した出来事ではありません。
1 スマホ依存症
私はスマホをいじった。いつも思う事がある。なぜスマホは、画面を見ているだけなのに面白いのだろう。そういつも思う。スマホをいじっていると、スマホの充電は切れた。充電器の所に駆け寄る。私の足音だけがリビングに響く。お母さんもまだ帰って来ない時間だ。私は時計などをいつも充電しているマグネット式の充電器を手に取った。そして腕に貼り付ける。特に意味は無い。力が抜けていく感覚だった。だがそれが心地良い。そして電気ケーブルを取り、腕に付ける。何の感覚も無かった。その電気ケーブルは腕から滑り落ちた。違う電気ケーブルを手に取る。この電気ケーブルは私の今のスマホの充電器ではない電気ケーブルだった。電気の感覚が腕に伝わる。電気ケーブルが腕の上で跳ねているみたいだった。それがまた心地良いのだ。何度も刺したり抜いたりを繰り返す。電気ケーブルをもう一つ探す。そして自分のスマホの電気ケーブルが目に入る。そしてその電気ケーブルを腕に付けた。二刀流で刺した。電気の感覚が三つ。心地良かった。そしたら犬が私の元に駆け寄った。その犬は私を匂った。そして走っていった。マグネット式の充電器を探す。もう一つあった。そのマグネット式の充電器を見ると、汚れていた。そのマグネット式の充電器を離した。だんだん体力が抜けていく。私はスマホが見たかった。だから電気ケーブルとマグネット式の充電器を腕から滑り落とした。こんな時にもスマホを見たくなる。私はスマホ依存症だからだ。いつのまにか空に浮いていた。上から知っている人影が降りてくる。私のおばあちゃんだ。だいぶ昔に亡くなったおばあちゃんだった。その後ろから人影がたくさん降りてくる。知らない人がたくさん。私を迎えに来たのだ。そして最期に私はこの物語を小説にしてもらった。神様に。これでその小説の中で私はずっと生きられる。このシーンを見たなら私は死んでいる。でも最初からまた読む事で私は生きかえる。生きかえり、また死ぬ。その繰り返し。それだけで十分だった。私にとってとても嬉しい事だった。その小説が今誰かに見られているかもしれない。嬉しい。こんなにもしょうもない人間の日常を見てくれる。それだけで私の心は踊っていた。死ぬ瞬間も見てくれるのだ。そう思いながら私は天高く昇った。
コメント
1件
第1話、読み終えました。スマホをいじる日常から、充電器で遊びながら徐々に体力が抜けていく感覚——その描写が淡々としているのに、どこか不思議な心地よさを伴っていて、読んでいる自分もふわっと浮かぶような感覚になりました。最後に「小説の中で生き返る」というメタ構造が現れた瞬間、ゾクっとしつつも、主人公にとってはそれが救いなんだなと胸が熱くなりました。設定の輪郭を掴むのが楽しい第1話でした。続きが気になります!