もう元には戻れない

〜.決戦当日〜

死柄木)おぉ、ヒーロー様が勢揃いで。

エンデヴァー)お前たちの好きにはさせん！

死柄木)…お前ら、行け。

トガ)刺します！いっぱい刺します！！

荼毘)ここで会ったのが2回目だなぁ！焦凍！！

轟)好きにはさせねぇ！バカ兄貴！！

麗日)トガヒミコ！貴方は私が捕まえる！

死柄木)ｯ….

ポンｯ(肩に手を置く

デク)弔、大丈夫。君には僕がついてる。だから、先生なんかに体を奪われないで。また一緒に過ごそう。この戦いをまずは終わらそう？

死柄木)デク…。そうだな。俺の意思は先生なんかに奪われはしねぇ。

デク)その意気で行かなきゃ！行くよ！弔！

死柄木)あぁ！

タッタッタッ…

死柄木)!!!避けろデク！

デク)！

ヒュッ

ﾄﾞｺﾞｫｫｫｫｫｫｵｯ

爆豪)ッチ！

デク)弔！

死柄木)ｯ…俺の意識が先生に乗っ取られる前に…行け！

デク)…そんなの…!

死柄木)早く！

デク)っ….！

タッタッタッ…

爆豪)おい待てクソナード！！

ﾊﾞｧｧｯ(爆破で追いかける

気づけば僕はとっても走ってた。

弔を助けれなかった。

悔しい。

悔しい。

とっても悔しい。

気づけば僕は真っ白な空間に一人。

デク)….あれ…？

さっきまで僕、走ってたのに。

頭の中に何かが流れ込んでくる

なんだこれ。

僕の知らない記憶が。

たくさん流れてくる。

「やめてよかっちゃん…」

「無個性でもヒーローになれますか」

「スマーッシュ!!!」

「負けた方がマシだなんて、君が言うなよ！」

「オールマイト！今日は…」

「かっちゃん！対抗戦凄かった！」

「死柄木は、僕を狙って動いています！」

「貴方ならこの先を照らせるかもしれない！」

これが…僕なの？

なんだよこの記憶。

なんで僕がかっちゃんといるの？

なんで弔と戦ってるの？

なんでナガンが襲ってきてるの…？

なんで僕が雄英にいるの？

なんで…僕が…

持ってない個性を使えてるの…？

バタンッ

デク)ハァ…ハァ…！！

爆豪)デク?!?!

スタッ(着地

爆豪)おいデク！デク！

デク)嫌だ…やめて…！僕はあんな…！

爆豪)夢…みてるのか？

デク、お前の中の出久の喋ってんのか？

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