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第3章 羨ましい

何も言わず彼に着いていくと前から声をかけられた。振り向きもしないその仕草に私は愛想のない人だなと思ったが何も言わず彼の言葉を待った。

「なぁ、俺らどっかで会ったことある?」

「え?ないと思うけど、」

急にそんなことを言われてびっくりしたが絶対にあったことはないと思った、

その後彼は何も言わず私の手を引いてどこかに向かった、

「ここ、」

彼が見たこともないドアの前で止まった。

「ここって、」

「まぁ、着いてこい」

彼に言われ着いていくと物置のような部屋にたどり着いた。私はここに入って見つかったら絶対先生に怒られると思い彼にこう言った

「ねぇ、ここ入らない方がいんじゃない?」

でも彼は当たり前のようにこう言い返してきた

「いつも入ってるから」

 その後は私は黙ってついて行った

歩きにくい部屋を通りドアを開けると

開けた瞬間に光が差し込み目が開けていられなくなった。

「着いた」

彼がそう行ったので辺りを見回した、そこは屋上だった。

すごい綺麗に空が広がっている、その圧巻さに思わず声が出てしまった

「わぁ、」

すると彼が誇らしげに

「すげーだろ」

と言ってきた。その発言に思わず突っ込んでしまう

「なんでそんな誇らしげなのよ」

「は?」

なぜが逆ギレされてしまい少し戸惑ったが逆ギレではなかった。

「この空は俺のだから?」

「は?」

急にそんなことを言ってくるのでびっくりして声を出してしまった。

「だって俺の目に写ってんだか、当たり前だろ?」

「え、」

なぜ彼はこんな誇らしげなんだろう、なんでそんな堂々と言えるんだろう、

あぁ羨ましい、私はその時彼を見上げながらそう思ってしまった。

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