テラーノベル
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「えっ、ええっ、け、けこんっ?」
シンデレラはいきなりのことに驚き、そう言いました。
「だめ、かな、、?」
王子はここぞとばかりに子犬のような顔をして、シンデレラの顔を見上げました。
その顔があまりにも綺麗だったので、シンデレラは腕を前に突っ張らせて、顔を赤くしながらこう言いました。
「ま、まずさ、。ぼ、アタシが誰かもわからないじゃない。早すぎるよ。」
「早くないよ!一目惚れってやつ。もうビビっと来ちゃったわけ。貴方だー!って。」
「ちょっと待ってよ!」
「待てないよ!」
お互いに一歩も引かないせいで話が堂々巡りになり始めたところで、王子様は座りながらこう言いました。
「よーいしょっ。じゃ、お話でもするか。」
「だからちょっとまっ、え?」
「だーかーら、お話。ゲームとか好き?」
「え!すきすき!」
2人は話に夢中になり、時間を忘れて話し続けました。
「僕、そのゲームやってたよ!剣術のお稽古それでサボって怒られたなぁー。」
「だはぁ、それは王子様が悪いじゃん!」
「あははっ!まあね。よいしょっと。」
ひとしきり喋った後、王子は思い出したように立ち上がって、手を差し伸べながらこう言いました。
「シャルウィーダンス?」
「あはっ、なにそれ。」
シンデレラは差し出された手を取り、遠くから聴こえるワルツに身を任せることにしました。
あたりはしんと静まりかえっていて、月明かりの下には2人しかいませんでした。
シンデレラは踊り慣れていなかったので、足がもつれて転びそうになりました。
それに気づいた王子に抱き抱えられ、転ぶことはありませんでした。
「ぉおっと、あぶね。」
「ごっ、ごめん、踊り慣れてなくて、、」
「大丈夫。僕についてきて。」
僕が見上げる側になるなんて、かっこわるいなぁ。
そう呟いて、シンデレラの腰を抱き直してから、また踊り始めました。
2人が踊っている姿は、それはそれは美しく、オルゴールのようでした。
続きます✨
#ぱくりじゃないよぉ!?
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#魔法学園パロ
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コメント
1件
こんにちは、寺島あおいです🌷 第6話、読ませていただきました。めありさん、今回も素敵なエピソードをありがとうございます! 王子の「待てないよ!」と押す勢いと、その後の「お話でもするか」の切り替えがなんだかすごく可愛くて、思わず笑顔になりました。ゲームの話で盛り上がる2人の距離の縮まり方が自然でいいなあと。そして舞踏会シーンの「僕が見上げる側になるなんて、かっこわるいなぁ」の一文、大好きです。身長差のあるダンスって、王子目線が新鮮で……オルゴールのような2人の姿が目に浮かびました🌸 続きが待ち遠しいです!