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ビュオッ!

再び急に突風が巻き起こり全員の全身に叩きつけるような痛みが走る。

「……ぐっ……!」

風____すなわち空気の流れであるため、防御しようにも出来ず痛みに耐えるしかない彼らを嘲笑うかのように風は勢いを衰えさせる気配など微塵も見せずそれどころか更に強くなる。止む気配も一切ない。

「……風夜くんっ……!」

すまない先生が悲痛な声で風夜を呼ぶが微塵も反応しない。ただただ暗い瞳が苦しむすまない先生達を冷ややかに射抜く。

「……っ……」

「ほんっとバカだよなぁ……急に現れた素性不明の奴を簡単に信じてさ。だからこんな目に遭うんだぜ?」

再び風夜が扇を横薙ぎに振る。襲い掛かって来たのは今までのような爆風では無かった。明らかな殺意を秘めた高速で襲い来る風の刃____いわゆる“かまいたち”というやつだ。

「……クソッ……!」

すまない先生も生徒達もその致死の刃を防御したり避けたりするが、いかんせん終わりが無い。このままでは腕の一本や二本落とされかねない。

「なんで……なんでこんな事をするんだ……!」

すまない先生の声に風夜は首を傾げる。

「“なんで”?……あぁ、言ってなかったね。悪い悪い、このまま名乗りもせず君達を殺すところだったよ」

風夜はそう言うと身を翻す。

「僕は____いや、“俺”の名前は『アンノウン』人間と……“蛇一族”のハーフだ。すまないスクールと蛇一族は敵同士なんだろ?だから俺はすまないスクールを滅ぼしに来た」

そう言ってまたニヤリと笑う。

「にしても、英雄とその生徒という割にはとんだ拍子抜けだなぁ?なんだ?記憶がない時の俺と仲良くしただけで本気で戦えないと言うのか?そんな生ぬるい考え……」

ドゴォッ!

風夜____アンノウンは爆風を繰り出し全員を校舎の壁に打ち付けた。

「これで消えたろ?ほら、憎めよ俺を。本気で戦えよ!なぁ!?」

倒れたすまない先生に近付く。すまない先生の手から離れていた草薙剣を蹴り上げてキャッチすると遠くに投げる。剣はアスファルトに深く突き刺さった。あれを取りに行けば抜いて構えるより先にアンノウンのかまいたちがすまない先生の腕を落とすだろう。

「惨めだな?英雄・Mr.すまない」

アンノウンがすまない先生を高圧的に見下ろす。起き上がる事も出来ないすまない先生の顎を蹴り上げる。ボロボロのすまない先生は空高く舞い上がりろくな受け身も取れず地面に打ち付けられた。

「……がっ……!」

「あーあ、面白くねぇな。こんなにあっさり終わるなんて」

アンノウンはついでに校舎を破壊しようと散歩でもするかのような足取りで校舎に近付いた。その時。

キィンッ!

ゾクッ

「……ッ……!」

寒気がアンノウンの背筋を駆け上がった。その巨大な気配の方を振り向くと。

「誰が終わりと言った?」


____Mr.マネーが覚醒状態に入っていた____

ミクル様の1000人記念コンテスト参加作品 すまないスクール襲撃事件と蛇の赤い糸

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