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ども、主です。それでは本編どうぞ!
ーNoside
とある日、💜は妙な噂を小耳に挟んだ。それは、主君こと、🧡が部屋から出てこないとのこと。最近は、💜は帝のもとに行くことが多かったため、姿を見ていないのである。
💜「(でも、噂だし、、、。いや、噂とは言え主君!🧡様の元へ向かおう!)」
そう思って、洗濯籠を置き去りにして走り出した時、誰かと三方の曲がり角でぶつかった。❤と💙だった。二人とも、慌てていた様子である。同じような驚く顔をしていたので、三人は愉快に笑った。
💙「そういえば、💜くんはどこへ行くの?来週までは帝様の元で働く予定だったんじゃ、、、。」
❤「確かに!ここに来るってことはよっぽどの何かか洗濯物?」
💜「洗濯物よりも大事なこと!二人とも噂は聞いてないの?」
❤「あ〜、、、そりゃあ心配するよね、、、。俺も最近💛様が暗い顔なさってるから、心配だもん、、、。」
💙「うちの主君は変わったことはなさそうだけど、、、ため息が増えたかな、、、?」
💜「俺も、、、最近顔を見てないから、、、。」
💜はそう言いながらも時間が過ぎていることに気づき、二人と別れて走り出す。そんな💜の背中を2人は心配そうに見つめるだけだった。💜は王室に着き、軽くドアを叩いた。
💜「🧡様!俺です!💜です!」
ビュンッ
その瞬間、💜は状況を理解していなかった。ドアは一瞬で開き、自分の傍らには目的の彼が自分に抱きついているのだ。💜は自分の顔が火照り、鼓動が大きく、速くなるのを感じた。
🧡「どこ行ってたん!心配やったんやで!!」
💜「、、、ほえ?お、俺は帝様の元でしばらくお勤めすると申したはずなのですが、、、。」
🧡「ンなの聞いとらん!」
💜「報告書にもちゃんと書いて提出したはずですが、、、。」
🧡は急いで自分の机の上にある書類の束から探す。すると、くしゃくしゃになった報告書が一枚、書類の山から見つかった。きっと忘れていたのだろう。
🧡「・・・。」
💜「、、、ふふっ、もしかして俺が報告せずに帝様の元へ行ったとでも?」
🧡「、、、ムゥ。、、、あ!そういえば今日は満月やで!見に行こ!」
💜「ふふっ、俺でよろしければ。(誤魔化すの下手だなぁ)」
外へ出てみると、美しい望月が庭を明るく映し出す。🧡はふと横を見る。月明かりに照らされた、自分があげた簪が💜の髪で輝いている。思わず、ため息を付きたくなるほどの。1つの「芸術」のようだった。
💜「?俺に何かついてます?」
🧡「ぁ、いや、なんもあらへん。」
🧡は視線をそらす。💜は首をちょこんと傾げながらもまた上を見上げる。🧡は考えていた。もし、今の願いを捨て、帝になったのだとしたら。この者を手放さなきゃいけなくなると。それだけはやめておきたい。
💜「、、、そういえば、何か言いかけていたことがあったのではありませんか?」
🧡「あぁー、、、あの時の、、、。」
💜「何を言おうとしてたんですか?」
🧡「その言い方、知ってそうな気ぃするけど、、、。」
💜「さぁ、何のことでしょう。」
🧡「、、、もし、俺がおま、、💜くんを妻にすると言ったらどうするん?」
💜「もちろん、断ります。」
🧡「なんでやぁ!」
💜「だって、許嫁様がいるじゃないですか。それに、俺は大商人の息子。いずれはこの王宮を出て、その後を継がなくてはならない者です。🧡様には、もっと良い姫君がいらっしゃることでしょう。」
🧡「、、、。」
🧡は頬を膨らます。勇気を振り絞ったのにそんなにサラッと断られてはこちらも困るのだ。💜は穏やかに望月を見上げ続ける。🧡も月を見上げる。
🧡「、、、確かに、今のままじゃ妻にすることはお父様も許してくれへんやろうな。」
💜「でしょうね。」
🧡「絶対に妻にしてみせる。覚悟しとき。」
💜「さぁ、その日がいつ来るものか、楽しみにしてますよ。」
カチンと来た。なぜこの側近は自分を弄んでいるのかと。さっきから煽っているようにしか聞こえないのだ。眉間にシワを寄せた後、その簪を引き抜いた。そして、自分の懐に入っていた簪を刺し直した。この簪は、王族のものでしか扱えない簪なのである。💜は驚いていた。
💜「い、いけません!こんなものを、、、」
🧡「いずれは王族になる身。だったらそれをつけときな。」
💜「嫌ですし、なりませんっ!」
🧡「さっきまでの穏やかさはどないしたん?」
💜「うぅ、、、(´・ω・`)」
❤「うわぁ、、、楽しそう、、、(コソッ)」
💙「いいなぁ〜(コソッ)」
❤「俺達はあんな関係じゃないもんね(コソッ)」
💙「ねぇ〜羨ましいなぁ(コソッ)」
会話をこっそり眺める❤と💙なのであった。
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