テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



真希が目を見開いて驚いた顔をする




「とっても・・・・夫婦仲が良いんじゃなかったの?だって・・・インスタに・・・」



キャハハッ

「あんなの嘘よ!彼も私も外面がとてもいいの!だって彼ってニュースキャスターじゃない?私も一応数万のフォロワーを抱えているインフルエンサーだからイメージが大切なのよ、現実なんてこんなものよ」




「そう・・・なんだ・・・ 」





途端に真希ちゃんは黙り込み、何だか空気が悪くなった




「私の事ばっかりごめんなさいね、あなたの事を聞かせて?どこで産むの?」





気を取り直したのか彼女はニッコリした





「母の実家が堺なの、母の知り合いの助産院で産むの、そこはなるべく自宅の様な自然分娩が出来る所でね、私の理想なの」




私は少し心配になった





「テレビで見たことがあるわ!古民家みたいな所よね?大丈夫なのかしら・・・ほら・・菌とか・・清潔なの? 」




真希は笑った




「大丈夫よ!私もそこで生まれたから、初めてのお産だから、母の勧めでなるべく自然に産みたくて」



「婚約者は?帰ってこれるの?」



「残念だけどお休みが取れるのはお正月みたい・・・」



「まぁ・・・残念ね・・・・ 」



私はルイボスティーを一口飲んだ




「でも毎日ビデオを送れって彼うるさくて」




「愛されてていいわね~、私なんか入院してる時は子供を母に預けられるから、康夫ったら久しぶりに独身気分に戻れるって浮かれちゃって、サイテーでしょ!」




「アハハ・・・・本当サイテーね 」




真希ちゃんはきっと私に調子を合わせてくれたのだろうけど、でも私はもう止まらなかった、誰かに康夫の愚痴を聞いてもらって発散させたかった、そこから真希ちゃんに沢山康夫の愚痴を聞いてもらった



ママ友の子供を私は誘拐する【第4回テノコン・ショートドラマ特別賞】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

4

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚