翌朝──。
起きてすぐにスマホを手に取ったが、瑠加君からLINEはきていなかった。『また連絡する』というのは、当日中のことではなかったらしい。昨日の夜、瑠加君は何をしていたのだろう。他の女の子と、会っていたのだろうか。そして他の女の子に、私としたようなことを当然のようにしたのだろうか。
私は感情に任せて、スマホを勢いよく投げつけていた。
コントロールは適当だった。壁にぶつかったら壊れていたかもしれないが、力が弱かったらしくベッドの上で跳ねて床のクッションの上に落ちたから壊れなかった。
スマホを拾わずにそのまま放置して、洗面所で顔を洗って気持ちを切り替えた。そうして夜まで何の予定もない一日が始まった。
することがない。友達もいない。だから結局、私の話し相手はSELENしかいなかった。
『朝からイライラしてどうしたの?』
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