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〜あらすじ〜
癖強人間・なろ屋病室に乱入!
「役目を持つ者」として、そらねこと同じ陣営らしいが……その説明がことごとく胡散臭すぎて、翔はツッコミが止まらない!
一方、kamomeはなろ屋の言葉に引っかかり、そらねこも何かを隠している様子。
笑いと混乱の渦の中、翔は「俺らは偶然じゃなく“集められてる”」という恐ろしい真実に気づき始める――。
そして最後、なろ屋の口から飛び出した一言が、病室を一瞬で凍りつかせる。
「次に来る“役目持ち”は、もう……決まっとるで」
爆笑と戦慄が同時に押し寄せる、第11話開幕!
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第11話 本編 「戯言の再来」
「――……なんやお前」
さっきから開けっ放しの病室のドアに立ってる謎の男・なろ屋。
ジャージ、サングラス、分厚い小説の束。どう見ても怪しい。
「ふふ……久しぶりだな!なろ屋だよ…!忘れちゃったんか?」
「……」
「……」
「……」
(全員、沈黙)
かもめんがぽつり。
「翔ちゃん……なろ…屋さんのこと、呼んだの?」
「知るか‼️ 俺がこんなヤバい格好のやつ呼んだったら心配してくれや!」
なろ屋は胸を張って言う。
「俺の役目は、“物語を進める者”!」
「うっさんくさ!」
「それ言うためにわざわざ病室乱入したん!?」
俺のツッコミが止まらん。
なろ屋は机に小説をドン!と置いた。
「ここにすべての未来が書かれとる!」
タイトル:『転生したら病室が俺のハーレムだった件』
「いや!ただのラノベやろ!」
「その未来、ぜっっったい俺らのやない!」
kamomeも呆れて言う。
「翔ちゃん……これはさすがに、予言書ではないよね」
「せやろ⁉️俺らがツッコむ前に落ち着いて考えような!」
なろ屋は全く引かん。
「まあまあ、これも“伏線”や」
「伏線にしては弱すぎるやろ!」
俺が頭抱えてる横で、kamomeがひそひそ。
「……でも翔ちゃん、この人、ただの変人じゃない気がする」
「いやいや!今んとこただの変人以外の何者でもないやろ!」
そして。なろ屋が唐突に言った。
「次の“役目持ち”は……もう、決まっとる」
病室がシン……と静まる。
「誰なんや?」俺が問いかけると、なろ屋はにやり。
「ヒントはな――お前らの、すぐ近くや」
そらねこがビクッと肩を揺らし、kamomeが目を見開いた。
俺だけは――
「……てことは、この病室に犯人おるってこと!?
わ、わかった!怪しいんは……この病院食のゼリーやな!」
「なんでやねん!」
三人同時にツッコまれた。
つづく
今回はここまでぇ
いいね頼んますぅ〜!
ゼリーには実は自我がありましたとさ☆嘘だけどね!知らんけど