楽に

黒「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎ……ｹﾞﾎｯ」

白「大丈夫？」

病気と戦う君

まるでその目は、地獄を見ているみたいだった

黒「ねぇ、初兎……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ」

白「ｻｽｻｽｯ……どうしたん？」

黒「俺、ｹﾞﾎｯ……楽になりたい……」

黒「病気ともう……戦いたくない……ｺﾞﾎｯ」

白「そっかｷﾞｭｯ」

白「そっかﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ……そうなんだね」

黒「ｹﾞｯﾎｹﾞﾎｯ……ｹﾞﾎｯ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ」

白「もう大丈夫だよ、もう、楽になっていいよ、余命宣告も3ヶ月頑張って伸ばしてさ、本当にすごいよ、お疲れ様」

僕のすべてを吐き出す

もう一生言えないだあろう、

もう一生彼の顔も見れないだろう

黒「……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ」

白「これだけ、言わせて」

白「愛してる」

黒「おれｯも……しょ、のこと愛してる」

白「両思いだね……」

黒「ｹﾞｯﾎｹﾞﾎｯ……(吐血)」

白「悠くん！」

黒「また、……ね……愛してる……」

最後の言葉を振り絞った彼女は、そのままお空へ、旅立った

白「僕もｯ僕もｯ……愛してるよ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ」

白「ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ……」

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まじで、泣いた

今見返して泣いてる……