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泣くよ?
🥲
駄目だ号泣
「涼ちゃんが1番好き!」
「涼ちゃん女神すぎる🥺」
「キーボードを弾く姿かっちょよ!」
「もとぱえぐい好き。」
「もとぱカップルじゃん!」
「もとぱのギター持つ姿ギャップすぎる…」
どうしてもファンのみんなの意見が
素直に取り入れられない。
その意見を鵜呑みにし、見つめ合うと、
瞳の奥の真実が見えてしまうような…
そんな気がする。
瞳はいつからか 嘘が見えて
「涼ちゃんはミセスに必要。」
「涼ちゃんが居なきゃミセスじゃない!」
「涼ちゃんキーボード上手すぎる…」
そんなプラスな意見が何千個あっても
「あのキーボードミセスに必要?」
そんな意見で全部かき消されちゃう。
汚れた世の中の仕組みも嫌ってほど見えて
「もとぱはやっぱり幼なじみだから
なんでも手に取るようにわかるんだね。」
「もとぱみたいな親友関係いいよね。」
『もとぱ』という言葉の中には
僕は存在しない。
そういうカプだから
当たり前なのだろうけど、
ちょっぴり寂しかったりする。
そういう事をちょっぴり遠回しに
伝えてみたことがある。
「僕は繊細だからなんでも気にしちゃう。 」
「僕は2人の事が大好き。
2人も僕の事が大好きだから
ミセスは3人で1つ、BFFだね。」
でも、そういう『カプ』という概念は
有名人である限り終わらない。
声が届かないと知ったのはいつだろう
別に否定しているわけじゃないんだ。
ただ、
僕もいるよということを知って欲しい。
理解して欲しい。
でも、もとぱで推してくれてる子もいる。
それでも、僕は嬉しいの。
それでミセスが好きになってくれるなら
嬉しい。
もとぱで押してくれる子にとって
きっと、僕は邪魔でしかない存在。
幼馴染の隙間に結ってはいる。
少女漫画で言うと所謂「悪女」的な存在。
そのことに気がついてからはもう
好かれようなんて思わなかった。
とりあえず、2人が迷惑に思わないよう
嫌われないように、距離感を考えて
関わってきた。
知らない誰かにも嫌われたくなんかない
と思ったのは
この感情が芽生えたのはきっと
3人になってから..つまり「フェーズ2」
になってからだな。
いつからだろう
M.「涼ちゃん、やっぱ元気ないよね。」
R.「んふふ、そんな事ないよ。」
元気はないよ。もう疲れたよ。
嘘をつくのも 在る時から疲れて
H.「なんかあったら言ってね?」
R.「なぁんにもなくて困ってる〜笑」
M.「もう..調子のいい事ばっかいって笑」
H.「あ、なぁなぁ元貴。
_ ここのコードってさ…」
M.「うんうん。」
2人のことは大好きなんだけど
なんだかなぁ….笑
哀しいのも寂しいのも 私だけで良いのさ
H.「ァ~!!もう弾けない!!!!」
M.「ふはははっ!!w」
何にも負けない その貴方の笑顔が
2人にはずっと笑っていて欲しいな。
僕も2人が笑ってると嬉しいや。
悲しみで溢れる事が無いように
僕は2人が笑っているのは、
嬉しいはずなのに…何故か苦しくなって
そっと席を立ち、静かに扉へ向かう。
扉に手をかけた瞬間、
H.「涼ちゃん、」
若井が僕の腕を掴んできた。
R.「..どうした?」
笑って自分に嘘をつくのも面倒くさくなり
真顔で2人の方を向く。
M.「やっぱりなんかあったよね。
_ 何かあったなら話して欲しい。
_ ずっと何も知らぬまま嫌な態度
_ こっちも取られたくない。」
R.「…..ちょっと、疲れただけ。」
少し言い訳を考えて、扉にかける体重を
ぐっと強くする。
が、2人からは逃れられない。
M.「そんな訳ないでしょ。
_ 俺らに嘘つけると思ってる?」
H.「そうだよ、俺ら何年一緒だと
_ 思ってんの。」
R.「2人の幼馴染歴よりかは
_ 全然一緒じゃないけどね。」
思ったことをベラベラと喋りすぎて
自分でビックリして、自分の口を塞ぐ。
2人もそんな事言われると
思ってなかったのか、少し目を見開く。
M.「..今俺らの幼馴染関係ある?」
H.「落ち着いて、ゆっくり話して。」
少し強めの口調の元貴の反面、
僕の気持ちに寄り添い、優しく宥めてくる。
R.「..いいよね、僕とは違ってさ。
_ 2人は幼馴染っていうレッテルが
_ あってさ、
_ 孤独なんて感じないじゃん。
_ なんなの?みんなして
_ もとぱもとぱ〜って。
_ 僕は?違うの?ミセスじゃないの?
_ なんなの?僕は…必要な」
「必要が無い」
その言葉を言いかけた途端、元貴から
平手打ちが飛んできた。
ムチで叩いたのか?と思うほど
音が大きく、迫力があった。
流石空手を習っていただけある命中率。
M.「なんだって?もっぺん言ってみろ。」
いつもよりトーンが低い声で
胸倉を掴んでくる。
H.「お前っ..やり過ぎだって…」
若井は元貴を止めようと必死に
間に割って入ってくる。
R.「もういいよ..っ…
_ ほっといてよ゛っ゛!!」
元貴の肩を突き飛ばし、廊下へ出ていく。
H.「涼ちゃんっ!!」
若井の引き止める声も聞こえたが、
無視をした。
どうやって生きていけばいいのだろう
R.「..あ〜あっ、笑」
流れてくる涙が、
元貴にビンタされたところに染みる。
心配かけないように、嫌われないように
出てくるつもりだったのに。
その真反対なことしてんじゃん。
僕、元貴達に捨てられたら
どうやって生きていけばいいのかな。
結局は気遣いさせては
2人とも、すごい必死な顔…というか、
怒った顔してたなぁ…
これで2人とも僕が招いた自己嫌悪に
飲み込まれでもしたらどうしようか。
虚しさの海に落としてしまって
どうしようか
いつもこんな気持ちになっても
誤魔化せたのに。
「大丈夫。」って傷の付いた心に
包帯巻いて自分にも相手にも見えない様に
取り繕っていたのに。
「頑張らなきゃ。」という言葉で
2人についていけるように
走って、 食いついて、しがみついて。
足りない時は背伸びしてたのに。
背伸びが得意になり
繕うのなんかは朝飯前
この気持ちなんか耳を貸して欲しく
ないと思ってたのに。
ただの嫉妬だし、どうでもいい事だから
自分でも無視していたつもりなのに。
見つけて欲しかったんだな。
爆発しちゃったな。
でも心のどっかで
見つけてほしいんだろうな