「連携だ、馬場山!」
「了解っす!」
2人が同時に地面を踏み込むと、善導寺と沼ノ上も臨戦態勢に入る!
「来てみろ!狭間川!!」
地面にヒビが入り、馬場山が先に沼ノ上に蹴りを入れに来る!
「ハウリング!!」
音波が模様となって視覚化され、馬場山に降り注ぐ。
「異能力「追憶の書庫」」
馬場山の異能力、それはその異能力の情報がある追憶の書庫にアクセスし、その異能力の対処法を見出す。
「ふむふむっ……なるっ!」
馬場山が手で手印を作り出す!
「音波でへし折ってやらァ!」
そして、血しぶきが天井一帯に広がった。その血しぶきはー
「がはあ!!」
沼ノ上のものだった。馬場山は手印をつくり、それで沼ノ上の喉をかっきった。
「ハウリングは喉から出る能力。つまりは、喉がなくなれば…終わりだ!」
「く……そ……が…!!」
馬場山が沼ノ上を蹴り上げ、とどめのストレートを打ち込む!その瞬間、完全に勝負は決した。
「さあっ…!頼みます!狭間川さん!」
「うむっ!」
狭間川が蹴りを入れにかかるが、それを
善導寺がカウンターに転じ、己の異能力を発動にかかる。しかしそれを狭間川は見越して、先に異能力をかける。
「異能力500バレット!!」
ドオン!!と、音を立てて善導寺が潰れる。メキッと、骨の割れる鈍い音が響く。
「ぐおおっ!!」
しかし、善導寺も諦めてはいなかった。懐から折り畳み式のような斧を取り出し、狭間川に投げる。それが眉間にヒットするが、すんでのところで避けたのでダメージは最小だ。
「これが…俺の隠し武器「竜馬」だ。」
先程は折り畳まれており、そのサイズはあまり分かりにくかった。しかし、斧は彼の身長をゆうに越している。2メートル半ほどはありそうだ。
「そのような武器があったとは……初めて知ったよ…」
構えを取って善導寺が言う。
「俺は常にアップデートを重ねる人間なんだよ!」
その瞬間、目にも止まらぬ速度で斧が突かれてきた。すんでのところで避けるが、狭間川の右耳が弾け飛ぶ。
「ぐうっ……!」
その隙に、善導寺が狭間川の右腕にふれる。
(しまっー)
その瞬間、パァンという音を立てて、狭間川の右腕が弾け飛んだ。しかし、それもブラフのようだった。狭間川が左腕を全力で振り上げて、善導寺が罠にかかったと自覚したのは拳が顔面にヒットした瞬間だった。その瞬間、ドオン!!という音を立てて善導寺が壁にめりこんだ。
「お前を倒すのに…右腕なぞ…安いものだ……」
「ガハッ………負けちゃったか…!」
「!?まだ意識が…!」
狭間川が混乱の隙に善導寺は閃光弾を使い、その場から消えた。
「〜!!クソ…逃がしてしまったか」
「狭間川さん…!今すぐ治療を!!」
KING支部襲撃事件
負傷者2名
敵2名死亡1名逃亡
KING陣営死亡者0名
この伝説的な事件は、歴史に刻まれることとなり、狭間川は後に四天王の育成係へと昇級することとなる。
コメント
2件
毎回凄いのずるいっすよ〜!😶🌫️